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カテゴリ:離乳食
「離乳食を食べてくれないんです><」
「デブなので母乳だけ飲んでればいいです」 生後1ヵ月から顔に発疹があり、生後2ヵ月からステロイド(ロコイド~キンダベート~リドメックス~リンデロン~フルコート)を塗っているG市の9ヵ月の男の子。自分もADの母は、妊娠中乳製品が大好きだったようです。 生後6ヵ月:IgE??、牛乳6.93、チェダーチーズ5.96、大豆1.39、卵白0.60、卵黄0.39、ピーナッツ・小麦<0.10 ステロイド塗布だけで何の指導もなく、顔・四肢ガサガサジクジク悪化が不安になり亀クリを受診しました。 生後7ヵ月:IgE:55、ミルク3(9.79)、大豆2(2.58)、胡麻2(1.98)、卵白1(0.53)、タラ1(0.39)、小麦0.31、米・豚肉・ジャガイモ・バナナ<0.10、TARC:2794、Hb9.9、Ht31.4、MCV71、Fe18、UIBC410、鼻汁培養:MRSA(1+)、 H.influenzae(1+)、PSSP(1+) 1時間ほど食事指導し、除去食+インタール+殺菌消毒開始で徐々に改善しておりますが、1週間ほど前から離乳食を食べない、母乳は飲むが、ムラ食いがあると受診しました。 離乳食なんて存在しません。離乳食の本なんて買ってきて、特別に作ったら、危険です。親は米飯食なのに児はパン粥、家族は魚なのに児はレバーペースト、親はリンゴなのに児はバナナ、児だけ違うものを食べていると違う体質になって看病がし難いです。 離乳食というものは存在しません。動物学的に、食物は「自分で獲得できるものを食べる」というのが基本ですので、自分で獲得できるまでは母乳(または粉ミルク)です。 人間以外の動物は、生まれたらすぐに立って歩けますが、人間は1年くらい歩けません。1年早く生まれた未熟児ですので、腸も未熟です。異種蛋白は十分に消化できず、大きな蛋白(アレルゲン)のまま体内に入ってアレルギーを起こしてしまいます。歩けるまでは児の代わりに御飯を食べた母が母乳を通して栄養分を与えるのが基本です。 児が自立して、伝い歩きをして、食膳まで来て「それちょうだい」「まだ早い!」「ねえねえそれちょうだい?」「うるさいわねえ~グジュグジュ~はい」という程度でOKです。 卵は「ぼくサニーサイドアップがいいな」っなんて言うまでやる必要なし。チキンは「私古美濃地鶏がいいな」っとか言うまでやる必要なし。 離乳食開始時期の1番早い意見はバカ保健師の「5ヵ月7kg」離乳食開始時期の一番遅い意見は2才半です。2才半まで母乳(または粉ミルク)で育てれば、病気は無くなると豪語している変な医師もおります。もちろん毒多ぁではありません。遅い方が安全っては説明するけどね。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年02月26日 01時02分55秒
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