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カテゴリ:心・ストレス
「昨朝から5回今朝から2回吐いてるんです」
「尿ケトン(2+)です」 「何なんですか?」 「二日酔い状態です」 「お酒は飲んでません!」 「原因はストレスです」 「週末は楽しく過ごしました」 「嬉しすぎるのもストレスですよ」 「単身赴任の夫と遊んでしました」 「非日常はストレスです」 昨朝から5回、今朝から2回嘔吐し、顔面蒼白でグッタリして受診した5才の男の子。尿ケトン(2+)でしたので「アセトン血性嘔吐症」の説明をしたら「ストレスなんてありません」とのことでしたが、よくよく聞いたら「父は単身赴任」で「土日たっぷり遊んでもらって」「嬉しくて楽しくてしょうがなかった」とのことでした。 嫌なこともストレスですが、楽しすぎるのもストレスです。非日常はストレスですので、ストレスに弱い(冷え症とアレルギー体質の)児は、行事の前後に、カゼが悪化したり長引いたり、自家中毒になります。 アセトン血性嘔吐症(ジジババの時代は自家中毒)は、二日酔いの(脱水してケトン体が溜まる)状態です。 二日酔いの場合にはアルコールの代謝産物のアセトアルデヒド(ケトン体の一種)が溜まって、吐いてぐったりします。 子供は呑まなくても、ストレスによって、(糖の代わりに)脂肪が燃焼し、脂肪の代謝産物のケトン体が溜まってグッタリして吐いて、脱水して、吐いて、どんどん悪化するのが自家中毒です。 特効薬は「水」です。どんどん水分を摂って、ケトン体を尿に洗い流してやれば、すぐに良くなってしまいます。口から飲めなければ血管から飲みます。 2升酒の翌朝も、点滴すれば、シャキっとして、すぐに働けます。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年02月27日 04時44分40秒
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