毒多ぁ亀山の小児科日誌

「検査してください」
「随分きれいになりましたね」
「卵･魚･甲殻類･胡麻･牛乳･乳製品･除去してます」
「園から検査と言われたんですね」
「弟も検査してください」
「弟さんはカサカサだけですね」
「妊娠中気をつけてました」
　生直後から首･前額･耳の発赤ガサガサがあり、健診で石鹸で洗うように言われロコイド処方されたので、塗らずに、生後3ヵ月に亀クリを受診したことのある、G市の3才の女の子。
　生後3ヵ月：IgE:3､卵白1(0.47)､ﾀﾞﾆ･HD･犬･ﾐﾙｸ･小麦･米･大豆≦0.34
　除去食＋インタール＋強酸性水消毒＋ラベンダー軟膏で症状改善。
　生後9ヵ月：IgE:19､卵白3.08､米0.45､牛乳0.40､小麦･大豆≦0.34
　近医の検査で数値が低くなっていたので、さぼっていたら。
　1才4ヵ月：IgE:210､鮭3(16.4)､卵白3(9.19)､ﾐﾙｸ2(2.11)､大豆2(1.17)､小麦2(0.89)､胡麻1(0.57)､ｼﾞｬｶﾞｲﾓ1(0.49)､ｴﾋﾞ1(0.45)､ﾋﾟｰﾅｯﾂ･ｲｶ≦0.34､TARC:1370､ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)
　再び顔が真っ赤になり、再受診。検査値も↑なので除去食+インタール再開始。
　1才9ヵ月：IgE:52､卵白3(5.09)､鮭2(3.10)､ｴﾋﾞ2(1.12)､ﾐﾙｸ2(0.99)､胡麻2(0.90)､大豆2(0.84)､ﾀﾗ2(0.80)､小麦･ｼﾞｬｶﾞｲﾓ･ﾀﾞﾆ･豚肉･ﾊﾞﾅﾅ≦0.34､TARC:1077
　2才3ヵ月：IgE:116､胡麻3(11.0)､卵白3(8.50)､ｴﾋﾞ3(3.54)､杉3(3.52)､小麦2(2.76)､ﾐﾙｸ2(1.60)､大豆2(1.58)､ﾀﾗ2(0.92)､豚肉0.14､ﾀﾞﾆ＜0.10､TARC:1095､ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)
　3才0ヵ月：IgE:100､卵白3(8.65)､ﾀﾞﾆ3(5.26)､胡麻3(4.12)､ｴﾋﾞ3(3.63)､鮭2(2.65)､小麦2(1.38)､ﾁｰｽﾞ2(1.18)､ﾐﾙｸ2(1.12)､ｿﾊﾞ2(0.99)､大豆1(0.57)
　発赤ガサガサ血だらけだった姉も、かなりきれいになりましたが、弟は、妊娠中から気をつけていたので、姉と違って、ちょっとカサカサ程度です◎
　弟：生後6ヵ月：IgE:17､ﾀﾞﾆ･犬･卵白･ﾐﾙｸ･小麦･米･胡麻･大豆･ｼﾞｬｶﾞｲﾓ･鮭＜0.10
　母のお肌にシワシミが出来て子宮卵巣だけスベスベということはありません。
　子宮卵巣にもシワシミが出来ますので、下の児ほど、高齢出産ほど、不利です。
　なるべくフレッシュなうちに産まないと良い児は産めません。
　もちろん若くてもフレッシュじゃない母もたくさん居ります。恐い恐い。