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2014年02月19日
カテゴリ：気管支喘息
「咳止めが効かないんです」
「冷え症の咳喘息ですね」 「アレルギー性って言われました」 「冷え症のほうが強そうですね」 2年前から咳嗽と痰が続き、冬季と深夜(3時~)に悪化する83歳の女性。 アレルギー性の咳と言われたので検査してほしいと受診しました。 IgE:3､ｲﾈ科･ｶﾋﾞ･ﾌﾞﾀｸｻ･杉･ﾀﾞﾆ･HD･蛾･黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌＜0.10､ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)､CRP0.08､WBC5780､Eos18.5 冷え症の咳喘息または副鼻腔気管支症候群を疑い、補中益気湯+辛夷清肺湯＋アドエア吸入を処方したら、補中益気湯+麦門冬湯+アドエア吸入で良くなりました。 喘息は「冷え」＋「汚染」です。アトピー性の喘息(汚染のタイプ)はIgE陽性･高値で、喘息薬(ロイコトリエン受容体拮抗剤：シングレア・オノンなど、β刺激剤：ホクナリン・メプチンなど)が有効ですが、冷え症のタイプ(IgE陰性･低値)には温める漢方薬(補中益気湯など)が有効です。 あっ。ステロイド吸入はどちらにも有効です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2014年03月17日 19時28分26秒
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