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カテゴリ:医療・制度・法律
「2ヵ月前から全身真っ赤なんです」
「ハナノド真っ赤ですね」 「何なんでしょう?」 「紅斑と一部蕁麻疹です」 「アトピーの薬が効きません><」 「マイコプラズマ(+)です」 生後6ヵ月から顔が赤く、1才半から四肢の発赤ガサガサのあるN県I市の7才の女の子。母鼻炎、弟AD。 アトピー性皮膚炎の診断で、オキサトーワ内服、インベスタン内服、アズノール塗布で、良くなっておりましたが。1年前から再び四肢の発赤が出現し、2ヵ月前から、全身真っ赤が治らないので、知り合いから聞いて、何を思ったか、N県から、亀クリまで来てしまいました。 6才2ヵ月:IgE:458、胡麻11.6、イネ科4.91、ダニ2.15、ソバ2.01、HD1.85、雑草0.88、卵白0.24、エビ0.17、牛乳・カビ0.13、小麦0.86、動物上皮<0.10 全身紅斑、一部蕁麻疹を認め、鼻粘膜および咽頭扁桃の強い腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 7才1ヵ月: IgE:302、杉5(51.6)、胡麻3(10.1)、ソバ2(1.06)、ピーナッツ2(0.71)、ジャガイモ0.32、マラセチア・カビ・卵白・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌<0.10、TARC:641 弟も、同じ症状で来てしまいました。 生後6ヵ月から発赤ガサガサのある2才2ヵ月の弟も、2ヵ月前から同様に全身真っ赤です。 1才4ヵ月:IgE:105、卵白9.21、胡麻2.30、ダニ0.49、小麦0.42、牛乳<0.10 やはり全身紅斑一部蕁麻疹を認め、鼻粘膜の強い腫脹を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 2才2ヵ月:IgE:787、杉4(58.2)、ダニ4(40.8)、HD4(36.6)、卵白3(8.94)、オボムコイド3(6.99)、胡麻3(4.51)、卵黄2(1.36)、小麦1(0.49)、カビ0.10、ミルク・黄色ブドウ球菌<0.10、TARC:667 姉・弟ともに、アジスロマイシン内服+強酸性水消毒+イソジン消毒+ラベンダー軟膏で良くなってしまいました。 一緒に来た、65才の母?ババ?。昨年から首と手掌にガサガサブツブツがあり、エパデール、リバロ、ザザイザル、アルファロール、メインテート、パリエット。検査希望と。面倒なので検査だけしました。 65才:IgE:154、イネ科4(44.9)、杉4(21.1)、ブタクサ2(1.80)、シラカンバ0.14、マラセチア・カビ・ダニ・HD・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌<0.10、イムノカードマイコプラズマ抗体(-) 毒多ぁの仕事は「名田町界隈の小児を診る」のが仕事なので、他県から、診療妨害に来ないようにお願いして、帰っていただきました。保険からも「遠方は診ないように」言われてるしね。恐い恐い。 え?。保険から診ないように言われているのになぜ断らなかったのかって?。医師法で「門前払いはダメ」となっております。とりあえず応急処置をして然るべきところに紹介する義務があります。断わっていいのは「不在」と「病気」だけです。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年05月08日 14時25分03秒
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