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カテゴリ:花粉症
「1年ぶりですね」
「悪くなる前に来ました」 「まだ鼓膜は大丈夫ですね」 「検査してください」 「2才で杉(+3)はなかなかです」 1年2ヵ月前の2/14から中耳炎で耳鼻科に通っているが「2ヵ月間通っても治らない」と1年前の4/15に1才5ヵ月で受診したことのある男の子。家族に花粉症なし。いとこアトピー。 1年前はオゼックス+ザジテン+ムコダイン内服で治ってしまいましたが「この時期悪くなるのは恐らく花粉症だよ」「誰もいません」「6才過ぎたら血液検査陽性になるよ」「家族に誰もいません」「家族が検査する方が陽性率高いよ」というような会話があって、その後受診しませんでした。 1週間前から鼻汁・鼻閉・咳嗽があって、血液検査希望で。1年ぶりに受診しました、来院時37.2℃、SpO2:97% 鼻粘膜と咽頭扁桃の強い腫脹充血を認めましたが、鼓膜はきれいでした。 2才5ヵ月:IgE:94、杉3(10.9)、イネ科0.32、ミルク0.25、卵白0.23、小麦0.21、大豆0.14、雑草0.12、カビ・ダニ・HD<0.10ラス 0、イムノカードマイコプラズマ抗体(-) 毎年2~4月にカゼがこじれて中耳炎や肺炎になる児は、たいてい、杉花粉症です。 ただし、血液検査で上昇するのは、毎年毎年浴びまくって、6才過ぎてから陽性になります。 検査がゼロ(陰性)なのは、無いのではなく「まだ間に合う」ということです。 したがって、両親が結納の時に血液検査陽性で花粉症なのを確認したら、手に手を取って「花粉症(アトピー)の児を作らないように頑張ろうね」乳幼児期から花粉対策をして、検査値陽性にしないことが大切です。検査値が上昇してから下げるのは大変です。 6才過ぎてから上昇するはずの杉花粉が、2才で(+3)なんて。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年05月14日 20時35分25秒
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