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カテゴリ:マイコプラズマ
「血液検査してください」
「この児全然症状ないですね」 「私のほうが鼻炎と乳腺炎なんです」 「ハナノド赤いですね」 「旦那がもっと酷いんです」 「ミミハナノド真っ赤ですね」 「検査してください」 「マイコプラズマ(+)です」 生後3ヵ月から母の卵で眼周囲発赤ブツブツの出たG市の1才2ヵ月の女の子。 高野豆腐でほほのガサガサが出たので、検査希望で、受診しました。父花粉症。 軽度鼻粘膜腫脹と皮膚のカサカサがありますが、症状は軽微です。 1才2ヵ月:IgE;2、HD・卵白・ミルク・小麦・胡麻・ピーナッツ・大豆・ジャガイモ・バナナ・カレイ<0.10 検査値もOKでしたが、同時に受診した、母の方が、3ヵ月前から乳腺炎で、鼻粘膜も真っ赤でしたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 母41才:IgE:144、ダニ1(0.48)、HD0.25、イネ科・カビ・ブタクサ・シラカンバ・杉<0.10 症状はジスロマック内服で良くなってしまいました。 ついでについて来た父は、明らかな鼓膜発赤と強い鼻粘膜腫脹充血と咽頭発赤を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 父36才:IgE:731、杉5(80.7)、ヒノキ3(8.76)、蛾3(7.16)、HD2(1.08)、猫2(0.94)、ダニ2(0.86)、イネ科0.13、カビ・ブタクサ0.11、シラカンバ<0.10 父は、自律神経失調症の診断で、10年間抗うつ剤を2種類内服しておりますが、どう診ても鬱ではありません。 強い鼻閉による睡眠時無呼吸が疑われましたので、ミノサイクリン点滴+アジスロマイシン+シングレア+アンプロキサール内服で、どんどん症状が良くなりましたので、調子に乗って半夏厚朴湯+補中益気湯を開始しました。 精神科医でもないのに、10年来の抗うつ剤中止を画策しております。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年05月29日 03時04分03秒
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