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カテゴリ:蕁麻疹・紅斑・紫斑
「今朝から全身に蕁麻疹が」
「ミミハナノド赤いですね」 「タリオン内服しても良くならないんです」 「マイコプラズマ(+)です」 「蕁麻疹は皮膚病ではないんですね?」 「皮下の血管病です」 今朝から全身に蕁麻疹のある16才の女の子。皮膚科でタリオンを処方されたが、説明が無く、症状が良くならないので亀クリを受診しました。 鼓膜と咽頭の発赤および鼻粘膜の強い腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 16才2ヵ月:IgE:156、杉5(70.3)、ブタクサ0.31、イネ科・カビ・シラカンバ・ダニ・HD・猫・犬・蛾<0.10 症状は、アジスロマイシン内服で良くなってしまいました。 蕁麻疹や紅斑や紫斑は「皮膚炎」ではありません。皮下の「血管炎」です。 原因はたいていは病原体です。環境アレルゲンや食物アレルゲンならば、自分ですぐに「あれだ」と思い当たります。 あれだと思い当たるものが無ければたいていは病原体がアレルゲン(感染に伴うもの)です。 カゼの初期症状が蕁麻疹で始まることはしばしば経験します。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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