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カテゴリ:食物アレルギー
「皮膚科でゆで卵食べて良いって言われて食べたんです」
「卵アレルギーなのに?」 「オボムコイドが陰性だから大丈夫だって」 「将来的にはね」 「蕁麻疹が出たんです」 「血液検査は陽性率低いからね」 生後から顔の発赤があり、皮膚科でリンデロン+バラマイシンを塗っていた生後11ヵ月の女の子。 生後7ヵ月に亀クリでBCG接種した際に「鼻粘膜腫脹が強いからアトピー体質があると思いますよ」「卵とパンを控えるとかなり軽くて済みますよ」「ご希望があれば食事指導しますが?」全く母の反応はありませんでした。 生後9ヵ月:IgE:43、卵白3.91、卵黄0.79、ミルク0.58、ダニ・HD・オボムコイド・小麦・大豆<0.10 皮膚科では「生卵はダメ」「ゆで卵はOK」と言われてゆで卵を食べさせたら・・・ 全身蕁麻疹が出たので受診しました。 生後11ヵ月:IgE:70、卵白2(2.01)、卵黄1(0.43)、ミルク0.23、オボムコイド・小麦・胡麻・ピーナッツ大豆・エビ・ジャガイモ<0.10 血液検査は、卵を食べて蕁麻疹が出る児を10人検査すると3~4人しか陽性には出ません。残りは検査が陰性でも症状の出る隠れ型です。ゼロは「無いのではなくまだ間に合う」です。ゼロのうちにほどほど努力してプラスにしないことが大切です。 卵は最強最悪の食物アレルゲンです。数値に関係なく、妊娠8ヵ月から生後8ヵ月まで卵を止めればアトピー喘息は1/3に激減です。卵は10ヵ月~1才過ぎて、腸が丈夫になってから、ゆっくり試すのが安全です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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