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カテゴリ:蕁麻疹・紅斑・紫斑
「サバとサンマで蕁麻疹が出るんです」
「毎回ですか?」 「怖いので食べてません」 「検査してもいいですか?」 「食べられるか分かりますか?」 「サバとアニサキスの検査が大丈夫ならOKです」 「検査してください」 5年前にサンマで蕁麻疹、昨年8月にサバで蕁麻疹(顔・体部・四肢)の出たことのある58才の女性。30年前~春鼻炎。 魚(サバとサンマ)が食べられるようになりたいと受診しました。 鼓膜と咽頭発赤および鼻粘膜の強い腫脹充血を認めましたので、検査したらイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 58才10ヵ月:IgE:169、杉3(7.35)、イネ科・ブタクサ・シラカンバ・ダニ・HD・サバ・蛾・アニサキス<0.10 魚は食べたことがあるか尋ねたら「サバとサンマ以外は大丈夫」サバとサンマは初めてか?訊ねたら「以前は大丈夫だったが5年前のサバと昨年のサバは突然蕁麻疹が出た」とのことです。 豚と鶏と牛は全く姿が違います。当然アレルゲンも全く別です。 魚は姿形が似てます。アレルゲンンも同じ(Parvalbumin)です。したがって、魚は1つ反応が出ると次々出ます。 もっとも強いのはサバが有名ですが、サバそのものがダメというよりも、サバの寄生虫のアニサキスがダメという場合が多いです。 したがって、サバとアニサキスが陰性ならば、魚を食べて危険ということは考えにくいです。 ふだん大丈夫な魚がダメなのは「加熱が不十分」「鮮度が悪い」「体調が悪い」のどれかです。今回はおそらくその時カゼ引いていたんだね。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年10月16日 01時37分09秒
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