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カテゴリ:食物アレルギー
「塩分で口が真っ赤になります」
「醤油だと思います」 「塩分じゃないんですか?」 「醤油の小麦か大豆かカビか添加物と思います」 「血液検査してください」 生後半年から腹背部に発赤があり、近医で、卵・ミルク・小麦・完全除去している2才4ヵ月の男の子。 生後7ヵ月:IgE??、卵白14.6、小麦5.51、ミルク1.42、米・大豆≦0.34 1才0ヵ月:IgE??、オボムコイド47.2、卵黄4.69、HD0.23、ダニ0.21、杉・ヒノキ<0.10 今春4月頃から塩分の強いもので口周囲発赤があり、3日前から鼻汁・咳嗽・熱があるので亀クリを受診しました。 鼻粘膜および咽頭扁桃の強い腫脹充血を認めましたので、鼻汁培養を行いました。鼻汁培養:Branhamella catarrhalis(1+)、PSSP(1+)、H.influenzae(1+)説明 塩分は全く関係ないことを説明し、もともとのアトピーが全くコントロールされてないところに感染症が強いことを説明させていただきました。 血液検査のうえ、時間外に1時間指導させていただきました。 2才4ヵ月:IgE:855、小麦4(48.4)、卵白4(33.5)、オボムコイド4(23.5)、チーズ3(16.3)、ミルク3(12.7)、卵黄3(6.85)、大豆0.17、トマト0.14、バナナ0.11、鮭<0.10、 アトピーのコントロール失敗でしたので、今更ながら除去食+インタール開始といたしました。恐い恐い。 え?2才過ぎたら食事指導はしないんじゃなかったのかって?「次の児のために」という名目です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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