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カテゴリ:皮膚感染症・殺菌・消毒
「全身カビだらけなので殺菌消毒してください」
「どうしてカビだらけなんですか?」 「ステロイドの副作用です」 「何を塗ればいいですか?」 「お母さんの化粧品選びと同じ要領です」 「化粧はしません」 「いや例えばの話です」 「化粧品は塗れません」 「お母さんが化粧品ダメなら児も軟膏ダメという意味です」 「私は何も塗れないんです」 「たとえばこんなアロマもあります」 乳児期から全身発赤ガサガサにステロイドを塗っている兄14才弟10才(父喘息母AD)今年6月から全身発赤ガサガサが酷くなりステロイドが効かなくなったために亀クリを受診しました。 鼓膜と咽頭発赤および鼻粘膜の強い腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 兄:14才6ヵ月:IgE:4931、ダニ6(614.0)、HD6(604.0)、マラセチア4(46.6)、ピティロスポリウム4(33.1)、杉3(4.04)、カビ2(0.77)、蛾1(0.47)、黄色ブドウ球菌1(0.46)、シラカンバ1(0.39)、イネ科0.18、ブタクサ0.15、TARC220、イムノカードマイコプラズマ抗体(+) 弟:10才0ヵ月:IgE:1342、杉6(772.0)、マラセチア3(12.4)、イネ科3(6.80)、ブタクサ3(4.94)、ピティロスポリウム2(3.10)、シラカンバ2(1.84)、カビ1(0.68)、HD1(0.42)、ダニ1(0.40)、黄色ブドウ球菌0.30、蛾0.10、TARC859、イムノカードマイコプラズマ抗体(+) 毎回「軟膏を選ぶのは母の化粧品選びと同じ」と説明しましたが「化粧品はダメ」「塗ったことが無い」母にはステロイドの害が理解できず、やっと3回目の受診で「すべての軟膏と化粧品がダメ」な母に「亀クリ謹製ラベンダー軟膏」の話ができました。 次回4回目の受診ではやっと処方できそうです。恐い恐い。 兄弟ともにカビだらけ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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