|
カテゴリ:口腔アレルギー症候群
「鼻詰まりと頭痛が」
「鼻粘膜真っ赤ですね」 「果物で口が痒くなるんです」 「OASですね」 「検査してください」 「マイコプラズマ(+)です」 幼児期蓄膿のあった37才の女性。2ヵ月前から鼻汁・鼻閉・頭痛・不眠・右鼻異臭・倦怠・温まると下肢掻痒があると受診しました。実家に雑種犬1名。36.6℃、桃・メロン・パイナップル・キウイでOAS。 鼻粘膜の強い腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 37才10ヵ月:IgE:239、ダニ3(15.5)、杉3(15.0)、HD3(12.5)、シラカンバ3(6.55)、犬1(0.58)、蛾0.10、イネ科・カビ・ブタクサ・ヨモギ<0.10 症状は、アジスロマイシン(AZM)+アンプロキソール+シングレア+ニポラジン内服で良くなってしまいました。 37才で初の検査で自分がアトピー体質わかってビックリ。 え?どうして「桃・メロン・パイナップル・キウイ」を検査しなかったのかって?。成人では食物アレルゲンの陽性率が低く花粉の方が陽性率が高いからです。 杉ヒノキとトマト、シラカンバとバラ科(梨・桃・林檎・苺・・・)、ブタクサとバナナ・メロン・スイカ、に交差性がありますので、想像力豊かに推測する(好きと嫌いはアレルゲン)必要があります。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[口腔アレルギー症候群] カテゴリの最新記事
|