|
カテゴリ:冷え症
「かか顔がガサガサ痒いんです」
「しもやけですね」 「しししもやけぇ~?」 「何かしましたか?」 「毎日雪またじしてました」 「当帰四逆加呉茱萸生姜湯とユベラ軟膏処方します」 半年前に生理前のイライラ(月経前症候群:PMS:Premenstrual Syndrome)と四肢冷感で受診した35才の女性・胆摘既往あり・長女10才(IgE:199、ダニ34.0、HD27.3、杉0.67、ブ球0.16、ヒノキ0.11)次女8才(IgE:623、ダニ91.8、HD80.8、杉40.2、ヒノキ9.85、卵白6.43、オボムコイド5.39、バナナ1.78、卵黄1.17、ミルク0.79、シラカンバ0.46、ブタクサ0.26、イネ科0.22)。 鼻粘膜の腫脹充血と臍上悸(++)>於血(右>左)を認めましたが、プラセンタ注射と加味逍遙散+補中益気湯内服で良くなってしまいました。 35才0ヵ月: IgE:43、イネ科・杉・HD<0.10、CHE481、イムノカードマイコプラズマ抗体(+) 1週間前から降り続く大雪を毎日除雪(飛騨では『雪またじ』)したら頬と口唇が真っ赤でガサガサになってしまいました。 しもやけと乾燥肌は冷え症のアトピーです。IgE値が低値なので冷え症>アトピーと思われましたので、訊いたら「芯まで冷えて頭痛・腹痛・腰痛があり眠れない」とのことでしたので、極寒地獄漢方試用としました。 症状は当帰四逆加呉茱萸生姜湯+ユベラ軟膏で良くなってしまいました。 皮膚の毒素は子宮⇒経血、肝臓⇒便で出るべき毒素ですが、女性の場合には子宮がきれいになると調子が良くなることが多いです。 子宮のデトックス漢方にも、のぼせのぼせ>のぼせ冷え>冷えのぼせ>冷え>冷え冷え、があります。桃核承気湯>桂枝茯苓丸>加味逍遥散>当帰芍薬散>当帰四逆加呉茱萸生姜湯。 桃核承気湯はギラギラでぶでぶ赤ら顔でお腹がカチカチで口から火を噴く大阪のおばちゃんの顔と子宮の毒の血を下におろします>桂枝茯苓丸は赤ら顔でのぼせる関西のおばちゃんの顔と子宮の毒の血を下におろします>加味逍遥散は生理の前後にキーッとなるヒステリーおばさん漢方です>当帰芍薬散は色白でポチャッとした良いとこお嬢さん漢方で安産のお守り(不妊~安胎薬)です>当帰四逆加呉茱萸生姜湯は氷のような子宮で冷えて痛くて眠れず凍瘡まで出る極寒地獄漢方です。 氷のような子宮。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[冷え症] カテゴリの最新記事
|