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カテゴリ:蕁麻疹・紅斑・紫斑
「昨朝アナフィラキシがあって救外で点滴したんです」
「ミミハナノド赤いですね」 「以前も2回アナフィラキシで点滴したんです」 「感染症です」 「疲れでアナフィラキシになると言われました」 「溶連菌(+)です」 「来月渡比してもいいですか?」 「比国?」 「ボランティアに行くんです」 「抗生剤持って行ってください」 昨朝アナフィラキシ症状(息苦しさ、耳掻痒、手掻痒、肛門掻痒)、腕・前額蕁麻疹、視覚・聴覚不明瞭・があって救外で点滴を受けた20才の女性。兄ブタクサ花粉症。 1・2年前にも2回同様症状あり「アナフィラキシ」「原因不明」「疲れがたまっていると起きやすい」と言われたそうです。 本日は、なぜか亀クリを受診しましたが、鼓膜および咽頭発赤と強い鼻粘膜の腫脹充血を認めましたので「感染症が疑われる」と説明し、検査をさせていただきました。36.5℃、83/58mmHgP84、溶連菌迅速検査(+)でしたので、「溶連菌感染症」として、フロモックス+アレグラ内服としました。 20才3ヵ月:IgE:123、杉3(5.15)、HD1(0.68)、ダニ1(0.63)、イネ科・ブタクサ・シラカンバ、イムノカードマイコプラズマ抗体(+) 来月から、フィリピンにボランティアに行っていいですか、と寝ぼけたことを言っておりますので「抗生剤持って行ってね」と約束しました。 溶連菌とマイコプラズマのダブルパンチでしたので、AZM追加処方したのは言うまでもありません。恐い恐い お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年01月30日 00時35分18秒
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