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カテゴリ:ヘルペスウィルス
「鼠径部ブツブツが痛くて眠れないんです」
「帯状疱疹!重症ですね!点滴は?」 「点滴はしなくて良いです」 「内服と軟膏処方します」 「痛くて痛くて><点滴してください」 「マイコプラズマ(+)です」 「点滴してください」 接客業で年末年始超過労だった43才の女性。1/6に溶連菌感染で抗生剤CCL+解熱剤ロブ、1/14にインフルエンザ抗原A(+)でイナビル+ポンタール+PLを処方され、3日前に右鼠径部イボガエル状態で亀クリを受診しました。 相当弱っているので抗ウィルス剤点滴をお勧めしましたが「内服と軟膏のみで」とのご希望でしたのでバラシクロビル錠内服+アラーゼ軟膏処方しましたが、鼠径部>腰臀部にも拡がり、痛くて痛くて、耐え切れず、点滴希望で再受診しました。 ビクロックス点滴+AZM+補中益気湯内服でやっと回復しました。 43才6ヵ月:IgE:201、WBC5840、CRP0.14、イムノカードマイコプラズマ抗体(+) 極寒冷ストレス+溶連菌+インフルエンザ+マイコプラズマ感染で免疫力↓↓↓~とうとうヘルペスウィルスのお出ましでした。 帯状疱疹は乳幼児期に罹患した水痘帯状ヘルペスウィルスが神経根に潜み、癌の末期など免疫力が死ぬほど弱ると姿を現すものです。三叉神経と肋間神経(Th1~Th12)と坐骨神経はよく診ますが、腸骨鼠径神経(Th12+L1)は初めて診ました。 免疫力を落とすものは、冷えと疲れとジメジメイライラ、免疫力をあげるには、ニコニコ暖かくほどほどです。特効薬は愛とお金です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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