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毒多ぁ亀山の小児科日誌

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2015年02月02日
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カテゴリ:食物アレルギー
「検査結果を教えてください」
「小麦(+2)→(+3)に上昇してます」
「除去してるんですが」
「インタール内服試しましょう」
 生後8ヵ月に、近医でアレルギー検査を受けたが何の説明もなく、1才2ヵ月の時に、亀クリで1時間食事指導を受けた男の子。
 生後8ヵ月:IgE??、卵白16.8、小麦4.46、ミルク4.40、オボムコイド0.61、大豆0.44
 1才2ヵ月:IgE:127、卵白3(6.27)、ミルク2(2.84)、小麦2(2.04)、バナナ0.16、胡麻0.11、大豆・エビ・トマト・豚肉・ジャガイモ≦0.10
 インタールなし!頼らない!で頑張っておりました
が。
 1才6ヵ月:IgE:98、卵白2(3.45)、小麦2(2.37)、ミルク2(1.15)、チーズ2(1.12)、卵黄1(0.66)、大豆0.14、ダニ・HD・牛肉・オレンジ・サケ・オボムコイド<0.10
 1才11ヵ月:IgE:89、小麦2(3.20)、卵白2(1.69)、チーズ2(1.19)、ミルク2(1.00)、卵黄1(0.49)、イカ0.21、大豆0.12、サバ0.12、ダニ・猫<0.10
 本日検査に来ました。
 2才5ヵ月:IgE:70、小麦3(5.83)、卵白2(0.85)、ミルク1(0.56)、チーズ1(0.53)、ダニ1(0.35)、卵黄0.21、バナナ0.17、大豆・サバ・オボムコイド<0.10、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)
 小麦(+2)→(+3)に上昇してしまいましたので、母から相談されてしまいました。今更ながらインタール内服開始としました。
 インタール内服は、食物アレルギー・腸管アレルギー専用の抗アレルギー剤です。食前に内服すると腸粘膜の孔を塞いで、食物アレルゲン(未消化の大きな蛋白分子)は吸収をさせず、栄養分(十分に消化された小さな蛋白分子)は吸収します。インタール自身は99%便に排泄されますので、薬が嫌いな人向きの薬です。普通の抗アレルギー剤(ザジテン・アレグラ・・・)は、腸から吸収されて、細胞レベルでマスト細胞からの化学伝達物質の放出の抑制します。アレルギーの嵐を途中で抑えているだけです。インタールは食物アレルゲンをカットしますので、もし便通が良かったり症状が改善したら、腸粘膜は真っ赤にただれて孔だらけで食物除去は不十分といえます。たいていは乳児期早期から内服し、経過が順調ならば2才以降減量~中止となります。
 IgE値を下げるだけの目的ならば、アイピーディが有効です。IPDはTh2細胞からのインターロイキンを抑制しIgE抗体の産生を抑制します。ザジテンやアレグラの前の段階を抑えることになります。成人では鼻炎もADも保険適応ですが、小児では喘息だけ保険適応なのが欠点です。
 インタールでいまいちならば、いずれIPDも追加されるでしょう。恐い恐い。





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最終更新日  2015年02月21日 17時16分45秒
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