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カテゴリ:食物アレルギー
「久しぶりですね」
「検査してください」 「どうされましたか?」 「除去してるのに口周囲が赤くなるんです」 「牛肉は?」 「え?たくさん食べてます」 「牛肉も検査させてください」 生後7ヵ月に顔と背部の発赤ガサガサがあって受診した3才の男の子。父花粉症母鼻炎。 生後7ヵ月:IgE:19、ミルク3(8.35)、ダニ・卵白・小麦・胡麻・大豆・トマト・ジャガイモ・リンゴ・バナナ≦0.34 4大アレルゲン特に牛除去の説明をして「3ヵ月後再検査」とお約束をしましたが、その後まったく来ませんでした。 本日は「園で牛乳・乳製品除去しているが口周囲の発赤が治らない」ので受診しました。ふだん牛肉は?訊いたら普通に食べているとのことでした。 3才6ヵ月:IgE:45、ミルク3(3.66)、牛肉2(2.81)、チーズ0.10、杉・HD・卵白・小麦・ソバ・ピーナッツ・大豆<0.10 ふつう、牛のアレルギーがある場合、摂取量とアレルゲンの強さにより、ミルク>チーズ>牛肉の順に数値が高いのが普通ですし、除去の解除も、牛肉スープ⇒牛肉⇒チーズ⇒ヨーグルト⇒ミルク、の順で進めるのが普通ですが、(飛騨は肉食文化!)牛肉はみんな大好きで(除去どころか)たくさん食べていたようです。 3年前同様、インタール内服は断られました。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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