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2015年03月07日
カテゴリ：便秘･腸内環境･腸内細菌
「卵を食べると背中が赤くなるんです」
「卵白(+3)です」 「便が緑色なんです」 「(O-1)(3+)です」 生後6ヵ月頃から背部と腕の発赤のある11ヵ月の男の子。母花粉症。「卵を食べると悪化する」と受診しました。 鼻粘膜の腫脹充血と緑色下痢便を認めましたので、検査したら、ノロ(-)ロタ(-)アデノ(-)でした。便培養では、E.coli(O-1)(3+)､Citrobacter freundii(1+)､Klebsiella pneumoniae(2+)､Enterococcus sp.(2+)を検出しました。鼻汁培養：好気性菌の発育を認めず。 生後11ヵ月：IgE:5､卵白2(2.94)､ﾀﾞﾆ･ﾐﾙｸ･小麦･ｿﾊﾞ･ﾋﾟｰﾅｯﾂ･大豆･豚肉･ｼﾞｬｶﾞｲﾓ･ﾊﾞﾅﾅ＜0.10 とりあえず、卵除去＋インタール開始です。 え？緑色便はいいのかって？。 血液の赤色(血色素)が肝臓で代謝されると黄色(胆汁・ビリルビン)に変わります。便の黄色(胆汁)が酸化されると緑色(ビリベルジン)に変わります。町内環境が悪いということですね。 FOM＋ビオフェルミン内服で緑色便は良くなりました。 白色便は「ロタ」という常識はウソです。ノロでもアデノでも、肝臓が弱って胆汁(黄色)の排泄が悪くなれば、便は白っぽくなります。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2015年04月05日 01時11分13秒
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