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カテゴリ:マイコプラズマ
「救外でマイコプラズマ抗原(-)って言われました」
「それはランプ法の確定診断ですね」 「点滴してください」 「MINO+デカドロン点滴します」 「やっと良くなりました」 生後からのAD+喘息+鼻炎で、時々来る11才の男の子。父喘息・鼻炎、母蓄膿・花粉症。 10才2ヵ月:IgE<3、ヒノキ0.03、ヤケヒョウヒダニ・ハルガヤ・ヨモギ・スギ・イヌ・ネコ・カモガヤ・ブタクサ・HD・0.00 10才4ヵ月:IgE:5、マラセチア0.10、カビ・シラカンバ・ミルク・小麦・大豆・トマト・蛾・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌<0.10、TARC:466、イムノカードマイコプラズマ抗体(+) 1週間前から鼻汁・咳嗽・喘鳴があり、SpO2:95%、メプチン+パルミコート吸入しても良くならないので、MINO+LTRA処方しましたが、良くなりません。 11才10ヵ月:IgE:6、杉0.31、ヒノキ0.14、ダニ・HD・イネ科・カモガヤ・オオアワガエリ・ブタクサ・猫・犬・米<0.10、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、CRP<0.05、WBC3460(Baso0.6、Eos1.7、Lym45.7、Mono5.8、Neutr46.2)、RBC569、Hb16.4、MCV82、Plt11.2、TP7.2、Alb4.7、ALT13、ALP1457、LDH259 その夜顔色不良SpO2:90%で救外受診。点滴しても良くならないとまたまた来ましたが「マイコプラズマ抗原(-)」と言われたとのことです。 11才10ヵ月:CRP0.01,WBC5600(Eo2.3,Neut42.4,Mono5.6,Lym49.2)、RBC549,、Hb15.5,Ht43.9,MCV80.0、Plt13.1、TP7.3,Alb4.7、ALP1411,ALT13,LDH255,γGT23、マイコプラズマ抗原(-) MINO+デカドロン点滴×2したら、やっと良くなりましたSpO2:92%⇒96%。 病院のマイコプラズマ抗原(ランプ法)はマイコプラズマそのものが居るという確定診断です。偽陰性が多いです。 マイコプラズマIgM抗体(イムノカード)は今戦っている初期抗体の測定で、状況証拠にすぎません。偽陽性が多いです。うそつき毒多ぁにはぴったりの検査法です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年07月25日 01時58分35秒
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