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カテゴリ:気管支喘息
「熱が3週間続いているんです」
「吸入で喘鳴は消えますがラ音が残ります」 「どうすればいいですか?」 「肺炎の否定診断が必要です」 3ヵ月前に「咳嗽・喘鳴を繰り返している」と受診した、2才10ヵ月の男の子。母の実家にエアデールテリア13名。38.4℃、SpO2:99%。 鼻粘膜の強い腫脹充血と軽度咽頭扁桃発赤腫大および胸郭の変形と喘鳴を認めましたので、メプチン吸入したら、やや呼吸音が改善しました。 2才7ヵ月:鼻汁培養:PISP(1+)、H.influenzae(1+)、肺炎球菌気管支炎+気管支喘息として、AZM+セチリジン+プランルカスト+プルスマリン+ホクナリンテープ処方したら、しばらく来ませんでしたが。 10日前から鼻汁・咳嗽・喘鳴・下痢2~5回/日続いてると再受診しました。38.0℃。便ノロ(-)アデノ(-)ロタ(-)。便培養(-)メプチン吸入で喘鳴↓SpO2:93%→96%。FOM内服無効で、38.5℃が続き、吸入しても喘鳴↓ラ音↑にてSpO2:95%以上に改善しなくなったため 2才10ヵ月:IgE:21、卵白1(0.37)、ミルク0.21、ダニ・HD・カビ・大豆・小麦・猫・犬・蛾<0.10、イムノカードマイコプラズマ抗体(±)、CRP:0.09、WBC:11040(Sta1.0、Seg66.0、Lym30.0、Mono3.0)、Plt:44.3 総合病院に紹介したら「肺炎」でした。もちろん肺炎球菌ワクチンはうってます。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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