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カテゴリ:気管支喘息
「熱がこもって鼻と汗と便が出にくいんです」
「ハナノド腫れてますね」 「詰まって苦しそうなんです」 「きちんと止めてありますね」 「喘息と気管支炎で2回入院してます」 「冷え症のアトピー体質ですね」 「検査してください」 生後8ヵ月から喘息、1才半から気管支炎で2回入院している、2才3ヵ月の男の子。便1回/3日。 3週間前から微熱・鼻汁・鼻閉・咳嗽・あり、汗と便が出にくいので亀クリを受診しました。37.4℃、CEXds・ペリアクチン・アスベリン・カロナール・キプレス・内服。 鼻粘膜の強い腫脹充血と咽頭扁桃の発赤腫大を認めましたので、鼻汁培養のうえ、鼻汁吸引。粘調な膿性鼻汁を多量に認めました。 外来終わりがけでしたので、とりあえず内服処方「明日冷えと汚染の説明聞きの来れますか?」来てくださいました。1時間説明を聞いたら「検査希望」とのことでした。 2才3ヵ月:IgE:18、HD2(1.36)、ダニ2(1.34)、胡麻・卵白・ミルク・大豆・小麦・チーズ・バナナ・桃< 0.10、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、鼻汁培養:Moraxella catarrhalis(2+)、PISP(1+)。 ダニホコリ鼻炎喘息+肺炎球菌性気管支炎をピタッと止めておりましたので。 抗生剤変更:CEX⇒AZM⇒CDTR-PI。洟は止めないペリアクチン⇒カルボシステイン。冷え症対策:カロナール中止⇒黄耆建中湯内服。 その後来ませんので、良くなったのでしょう。AD・喘息は「治す」んじゃなく「ならないのが当たり前」という発想が必要です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年08月28日 12時48分03秒
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