|
カテゴリ:蕁麻疹・紅斑・紫斑
「食物アレルギーの検査してください」
「?もう8才でしょ?」 「給食で蕁麻疹が出て救外に行ったんです」 「ハナノド赤いですね」 「アナフィラキシなので血液検査って言われました」 「溶連菌(+)マイコプラズマ(+)です」 1才頃から、おむつかぶれや乾燥肌で時々受診する8才の男の子。 1才6ヵ月:IgE:9、HD・杉・ヒノキ・卵白・卵黄・オボムコイド・ミルク・大豆・小麦・トウモロコシ・トマト・イカ≦0.34 3日前の学校給食後に全身蕁麻疹が出たので、救外に行ったら「運動誘発性のアナフィラキシー」と言われたので、とりあえず小麦・卵・乳除去しているとのことでした。 全身ADまたは紅斑と、口唇浮腫、鼻粘膜の強い腫脹充血および咽頭扁桃の発赤腫大を認めましたので、検査したら、溶連菌迅速(+)でした。 8才9ヵ月:IgE:211、杉4(32.3)、ダニ2(1.99)、HD2(1.74)、シラカンバ2(1.34)、ブタクサ1(0.66)、イネ科0.23、小麦0.19、卵白・ミルク・蛾<0.10、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、CRP0.46、WBC4400(Eos5.5、Lym23.9、Mono3.9) 食物アレルギーは2才までです、2才過ぎて。いつも大丈夫な食べ物でアナフィラキシーが出ることはありません。 たいていは、病原体の出すスーパー抗原によるものです。 今回は、溶連菌とマイコのダブルパンチ。恐い恐い。 クインケ浮腫はマイコ>溶連菌 紅斑+AD お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[蕁麻疹・紅斑・紫斑] カテゴリの最新記事
|