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カテゴリ:医療・制度・法律
「貧血の検査してください」
「どうされました」 「長距離の選手に選ばれました」 「部活は?」 「ピッチャーです」 「血液ドーピングしましょう」 G市在住の14才のイケメンピッチャー。学校の長距離選手に選ばれましたが、顔色不良を指摘されて、受診しました。 よくよく訊いたら、野球部のピッチャーとのことでしたので、運動能力向上のため、検査結果を見る前に、鉄剤+VCを処方してしまいました。 鼓膜発赤と鼻粘膜の腫脹充血も認めましたので、ついでに、AZMも処方しちゃいました。 14才4ヵ月:IgE:35、イネ科3(12.4)、杉0.17、カビ0.11、ダニ・HD・ブタクサ・シラカンバ・猫・犬・蛾<0.10、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、Hb11.3、Ht35.4、MCV77、Fe18、UIBC417、フェリチン<4.9 貧血があると、酸素を運ぶ血色素・ヘモグロビンが少なく、運動能力が低下します。 血液を濃くすると「血液ドーピング」酸素が行きわたり、運動能力が増します。 血液ドーピングで有名なのは、「高地トレーニング」です。酸欠状態にすると血が増えます。高山(御嶽)にも高地トレーニングセンターがあります。 自己血輸血というものもあります。あらかじめ採血した自分の血を保存して輸血する方法です。 安全で簡単なのは、鉄剤内服または注射です。 危険なのは喫煙です。飛騨のオヤジは高地で酸欠のうえ煙草(CO)で酸欠、多血、トンチャンケイチャンのメタボ食で血液はドロドロ。短命です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年12月20日 13時09分35秒
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