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カテゴリ:マイコプラズマ
「POP畑以来ずっと調子悪いんです」
「マイコ(+)です」 「AZM内服は?」 「効きません」 「TFLXに変えます」 「効きました!」 0才から鼻汁・咳嗽・喘鳴・があり、シングレアを内服していた8才の女の子。父ダニHD杉ヒノキ×、祖母ブタクサ卵×母エビカニ×。 1才10ヵ月: IgE:14、ダニ0.71(+2)、HD0.59(+1) 2才頃から、亀クリでCAM+LTRA+黄耆建中湯内服で症状が軽減しました。 4才7ヵ月:IgE:174、ダニ4(45.2)、HD4(41.9)、イネ科・ブタクサ・シラカンバ・杉・ヒノキ≦0.34 1ヵ月前に、小学校のポップコーン専用トウモロコシ畑で右手背発赤腫脹と咳嗽喘鳴があり「とうもろこし検査希望」と言われましたが、ふだん2本/日食べても大丈夫とのことで、AZM+LTRA+β2でスルーしておりました。 昨日から再び鼻汁・咳嗽・喘鳴が強くなったので、検査希望で受診しました。36.0℃、SpO2:100% 鼻粘膜の強い腫脹充血と咽頭扁桃の軽度発赤腫大を認めましたので、検査したら、溶連菌迅速(-)イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 8才7ヵ月:IgE:366、HD5(74.7)、ダニ5(70.1)、ヒノキ0.14、杉0.11、ピーナッツ・イネ科・シラカンバ・ヤブカ・トウモロコシ・蛾・ウサギ・黄色ブドウ球菌<0.10、イムノカードマイコプラズマ抗体(+) AZMの効きがだんだん悪くなってきたので、TFLX(オゼックス)に変えたら、劇的に改善しました。 ここ2ヵ月ほどで、マイコプラズマ(+)で、AZM内服(またはMINO)が、無効で、TFLX内服が著効した児が3名おりました。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年12月24日 01時16分37秒
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