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カテゴリ:マイコプラズマ
「また浮腫んできたんです」
「ハナノド赤いですね」 「原因不明って言われてます」 「マイコプラズマ(+)です」 9月頃から2ヵ月以上、咳嗽と顔~全身の浮腫が続いている55才の男性・高血圧症・母花粉症・ポメラニアン1名。 2軒掛かったが、内服不明。検査値不明。浮腫・咳嗽の症状が良くならず、説明もなく、本日顔の浮腫が酷くなったため、亀クリを受診しました。36.1℃、152/94mmHgP58、SpO2:98% 全身浮腫、特に顔面浮腫と、鼻粘膜の強い腫脹充血と咽頭扁桃の発赤腫大を認めましたので、検査したら、溶連菌迅速(-)、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 55才8ヵ月:IgE:30、カビ0.11、ダニ・HD・マラセチア・犬・蛾・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌<0.10、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、CRP0.62、WBC6950、TP6.2、Alb3.5、ALT8 症状は、MINO+デカドロン+タチオン点滴+AZM+エピナスチン+シングレア+メジコン内服で良くなってしまいました。 肺炎マイコプラズマは、スーパー抗原(Mycoplazma arthritidis derived mitogen)を放出し、脳炎、中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎、肝炎、胃腸炎、蕁麻疹、皮膚炎、、何でも起こしますが、たいてい、 肺炎にならなければ、検査も治療もしてもらえない、かわいそうな病原体です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年01月10日 02時22分42秒
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