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カテゴリ:水痘
「今朝から熱とブツブツが」
「水痘ですね」 「12月28日に水痘接種したんです」 「潜伏期は2週間です」 「それでは12月24日頃に感染ったんですね」 「接触してから72時間以内ならば防げます」 「うったのは無駄だったんですか?」 「・・・」 水痘の流行しているK保育園に通う1才6ヵ月の女の子。 12月28日に水痘予防接種を打ちましたが、今朝から37.6℃体部に発赤ブツブツが出たので、亀クリを受診しました。39.3℃ どう診ても水痘疹なので「水痘です」と告げたら「水痘うったのは無駄だったんですか!?」と。 水痘の潜伏期間は2週間ですので、12月24日頃に園でもらったものと思われます。 1才過ぎたら接種できます。水痘ウィルスはインフルエンザ同様冬のウイルスですので、1才過ぎたら、流行季・冬季の前にうつか、周囲での発生の噂を聞いたら、うつ価値があります。 水痘の児と接触してから72時間以内ならば、ある程度(80%)防げます。 今回は、おそらく24日に感染しておりますので、26日までに接種すれば相当防げ、27日以降では無駄打ちということだったと想像されます。 水痘ワクチンは30年前に日本人(Prof.高橋理明)が開発し、世界中で打たれておりますが、なぜか日本人は打ちませんでした。 毒多ぁも30年前仙台に居た時は打ってましたが、25年前飛騨に来たら「7000円払うよりももらった方がお得」「早く貰って来なさいよ」という飛騨独特の風習に馴染んで、まったく接種しませんでした。 一昨年の10月からやっと定期になりましたので、小児科医の立場としては、妊娠前の女性と1才児は、早めに接種する価値があるものと思われます。日本人の発明だしね。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年02月09日 14時50分50秒
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