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毒多ぁ亀山の小児科日誌

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2016年05月27日
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カテゴリ:マイコプラズマ
「咳と熱が続くんです」
「ハナノド赤いですね」
「検査してください」
「マイコプラズマ(+)です」
 5年前に肺炎で入院したことのある12才のイケメンボルト、母花粉症。
 ふだん短距離の練習で疲れているところを、5/18,/19,/20の3日間、乗鞍強制収容状に拉致監禁拷問を受けたら、ぶっ倒れて、熱(37~39℃)咳嗽があり、近医を受診しましたが、マイコプラズマ検査(おそらくランプ法またはリボテストの確定診断)が陰性と言われ、内服しても、良くならないので、亀クリを受診しました。
 鼻粘膜の強い腫脹充血と咽頭扁桃の発赤腫大を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、溶連菌迅速(-)でした。
 12才9ヵ月:IgE:388、杉3(6.05)、蛾2(3.18)、イネ科0.22、カビ0.18、ブタクサ0.16、シラカンバ0.15、犬・ダニ・HD・猫<0.10、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、CRP1.15、WBC6150(Baso0.0、Eos2.0、Stab1.0、Seg63.0、Lymph27.0、Mono7.0)
 症状は、AZM+フェキソフェナジン+カルボシステイン内服で良くなってしまいました。
 亀クリのイムノカードマイコプラズマ抗体検査は、IgM抗体(初期抗体)検査ですので、今戦っている、あるいは最近マイコプラズマと戦った、という状況証拠です。偽陽性が多いです。
 ノドの検査のランプ法またはリボテストは抗原検査(マイコプラズマが居るかどうか検出する)検査です。うまく採れなければ、偽陰性が多いです。
 そこにいなければどこに居るんだって?、上気道<下気道(気管支・肺)です。咽頭ぬぐい液よりも喀痰検査の方が確実です。恐い恐い。











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最終更新日  2016年06月26日 23時06分42秒
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