|
カテゴリ:冷え症
「胡瓜でも口が痒くなるんです」
「バナナ>メロン>胡瓜はブタクサ花粉と交差性がありますからね」 「冷えるんですよね?」 「冷えるというより仮性アレルゲンや自律神経失調に近いです」 「検査してください」 「検査項目に胡瓜はありません」 生後6ヵ月の離乳食(卵ボーロ)で口周囲発赤疹があり、AD+食物アレルギーが始まった11才の女の子。父鼻炎花粉症卵アレルギー、母鼻炎花粉症。 3才11ヵ月:IgE:402、杉3(11.1)、卵白3(9.74)、オボムコイド2(1.35)、小麦2(1.21)、卵黄2(0.91)、鶏肉・大豆・黄色ブドウ球菌・カビ・ミルク・ダニ・HD≦0.34 11才1ヵ月:IgE:2287、杉6(668.0)、ヒノキ4(45.5)、ダニ4(37.0)、HD4(31.6)、イネ科4(24.9)、ソバ2(2.64)、桃2(2.49)、トマト2(1.96)、カビ2(1.83)、タケノコ2(1.94)、アーモンド1(0.65)、マラセチア1(0.51)、犬0.24、TARC:304 ナッツ・桃・バナナ・キウイ・生トマト・筍・皮付きジャガイモ・でOAS(口腔アレルギー症候群)があり、除去しておりましたが、胡瓜でもOASあり、追加して欲しいとのことです。 胡瓜という検査項目はありませんので、検査はせずに、書類を書きました。 バナナ>メロン>胡瓜>西瓜>南瓜は、ブタクサ花粉と近い関係にありますので、家族にブタクサ花粉症が隠れているのかもしれません。 また、胡瓜は仮性アレルゲン(アク)として、サリチル酸化合物(アスピリン類似物質)を含みますので、化学物質過敏症や冷え症(=自律神経失調症)の人は、要注意です。 夏野菜や柑橘類が冷えるのは、仮性アレルゲンによります。 サリチル酸化合物(胡瓜、柑橘類、メロン、トマト、苺)、ヒスタミン(ナス、トマト、ホウレンソウ)、セロトニン(筍、ナス、トマト、バナナ、キウイ、パイナップル、オボカド、プラム)、アセチルコリン(山芋、里芋、筍、トマト、ナス)、チラミン(ナス、トマト、バナナ、プラム、アボカド) え?、加熱や完熟では、仮性アレルゲンは減るんじゃないかって?、その通り、完熟胡瓜も加熱胡瓜も、大丈夫です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年09月19日 22時42分29秒
コメント(0) | コメントを書く
[冷え症] カテゴリの最新記事
|