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カテゴリ:マイコプラズマ
「昨夕から熱とあちこち痛いんです」
「ハナノド赤いですね」 「カゼ引かなくても夕方痛む時があるんです」 「溶連菌迅速(-)です」 「成長痛もあるんでしょうか?」 「そんなものはありません」 昨夕から37.0℃、昼から38.1℃、鼻汁・咳嗽・四肢痛のある4才の女の子。鼻炎中耳炎既往、母花粉症。 鼻粘膜の腫脹充血と咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、溶連菌迅速(-)、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でしたが、母は成長痛を懸念しております。 4才7ヵ月:IgE:47、杉3(15.9)、ダニ1(0.47)、卵白1(0.44)、HD0.31、小麦・ピーナッツ・チーズ・雑草・イネ科・カビ<0.10、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、溶連菌迅速(-)、CFPN-PI+カルボシステインds+セチリジン塩酸塩ds内服でいまいち改善せず、16日後、母と同じ抗生剤AZM内服したら良くなりました。 成長に伴って痛みが出る「成長痛」なんて迷信です。あるわけがありません。 小児はバカなので、楽しいと走りまくって、休むことを知りません。四肢の使い過ぎ(overuse)で疲労がたまると夕方~夜に四肢が痛みます。一晩寝て治ったら、成長痛ではなく過労です。 朝になっても痛むとか明らかな症状があれば、受診が必要です。 35才の母は、4日間の腹痛・咽頭痛・鼻汁・咳嗽・イガイガ、クシャミ・眼掻痒で受診したら、鼓膜発赤・鼻粘膜腫脹充血?咽頭発赤を認めましたので、検査したら、リボテスト(+)でした。 母35才9ヵ月:IgE:57、杉・ダニ・HD・イネ科・蛾・ブタクサ・シラカンバ<0.10、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、リボテスト(+) 母娘ともにAZM内服したら、すっかり良くなってしまいました。 マイコプラズマのスーパー抗原。恐い恐い。 母はリボテスト(+) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年11月03日 04時18分32秒
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