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カテゴリ:溶連菌
「車の中で痙攣が・・・」
「すぐに来てください」 「何なんでしょう?」 「溶連菌(+)です」 生後2ヵ月頃、左頬の発赤カサカサにワセリンを塗っていたことのある1才10ヵ月の女の子。父AD・鼻炎・実家果樹園、母鼻炎 生後4ヵ月:鼻汁培養:MSSA(1+) 生後8ヵ月:IgE:40、卵白・ミルク・大豆・小麦・サバ・リンゴ・イカ・バナナ・モモ・HD<0.10 今朝から37.2℃・咳嗽あり、午後から38.8℃・鼻汁あり、14:55外来受診39.4℃。 鼻粘膜の腫脹充血と咽頭発赤を認めましたので、FOMds+ビオフェルミンR、カルボシステインsyr.処方し15:32終了したら。 帰宅の車中で痙攣ありとのTEL。すぐに来ていただきました16:29同日再診。37.6℃すでに痙攣は頓挫しておりました。鼻粘膜の腫脹充血と咽頭発赤を認めましたので、検査したら、溶連菌迅速(+)インフルエンザ抗原(-)RSV(-)でした。 生後6ヵ月~6才に起こる短時間で何も後遺症の残らない痙攣が、熱性痙攣です。 熱性痙攣は、脳みそ1個蕁麻疹で、細胞電位がショートしている状態です。 冷えのぼせのアトピー体質におきますので、AD、蕁麻疹、喘息と同じように、冷えと汚染対策が必要です。 6才になると脳のバリア(BBB:Blood Brain Barrier:血液脳関門)が丈夫になり、アレルゲン・汚染物質・炎症性物質・が脳に行かなくなりますので、痙攣が起きにくくなります。 たいていは、インフルエンザか突発性発疹のことが多いですが、マイコプラズマや溶連菌で起きることもあります。 溶連菌のスーパー抗原。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年11月10日 04時08分56秒
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