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カテゴリ:食物アレルギー
「血液検査してください」
「どうされました?」 「園から検査しろって」 「除去食に検査値は関係ないですよ」 「園から検査しろって」 「・・・」 2才から喘息で近医通院し、最近、食物アレルゲン検査が陽性だった、5才の男の子。2才犬猫陽性。父杉ヒノキ花粉症、母キウイアレルギー/妊娠中氷齧りにはまっていた。 4才11ヵ月:IgE?、杉≧100、ヒノキ18.9、イチゴ6.02、バナナ5.26、オレンジ4.83、メロン4.77、モモ4.52、リンゴ4.49 血液検査を見た副園長が、何を思ったか?、亀クリに行って、血液検査をしてくるようにとのことです。 5才0ヵ月:IgE:2003、犬6(292.0)、ダニ6(270.0)、猫6(223.0)、小麦3(5.51)、ソバ3(5.43)、大豆3(4.48)、エビ0.31、卵白0.29、サバ0.26、ミルク0.23、イムノカードマイコプラズマ抗体(+) 除去食と血液検査は関係ありません。症状が全てです。 除去食は、28年前に、札幌のそば給食で死んだ児が居たのが始まりです。死ぬ児をなくしましょうというのが発端です 2個/日なら死ぬが1個/日なら大丈夫。生は×でも加熱してあれば〇。毎日は出るけれど隔日ならば出ない。1杯は×でも1/2杯はOK。 うちの児はあの店のあの商品をこうして食べるとこのくらいに症状が出るので、除去して欲しいというのがスタートラインです。 血液検査値は意味ありません。項目が少なすぎます。 以前「カマス」を「ゆでこぼして食べたら大丈夫」だったが同じカマスを「蒸し煮にしたら救急車」だった児が居りました。お店でも、調理法でも違います。「茹でこぼしたカマス」という検査項目も「蒸し煮にしたカマス」という項目もありません。項目が少なすぎます。 亀クリでは「エゴマ」を食べるとショックを起こす児が8名おりますが、血液検査に「エゴマ」の項目はありませんので、学校から「エゴマ」の検査と言われると困ります。項目がありません。 IgE検査の項目は、世界中の普通の人が普通に食べるものしかありません。エゴマなんて食べるのは山奥村の村民だけです。検査項目がありません。 エゴマ(荏胡麻)あぶらえ(油荏)の産地は「え」「荏」「江」「恵」のつく地名のところが多いです。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年11月20日 12時29分43秒
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