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カテゴリ:冷え症
「頭痛とめまいが」
「鼻粘膜真っ赤ですね」 「何なんでしょう?」 「冷え症の鼻炎+ストレスです」 夏頃(中体連の付き添いで多忙)から、頭痛・眩暈のある48才の女性。生理痛あり、やや便秘。柴2名。12年前虫垂炎術後。 朝からクラクラふわふわするので亀クリを受診しました。 鼻粘膜の強い腫脹充血と腹証で臍上悸(+++)を認めましたので、頭痛・めまいは「重症鼻炎」、鼻炎は「冷え症のアレルギー体質」と説明して「冷えと汚染とどちらが強いか」検査しました。 48才9ヵ月:IgE:8、杉1(0.48)、ダニ・HD・犬<0.10、イムノカードマイコプラズマ抗体(-) 検査値が低いので、冷え症>>アレルギー性の鼻炎として、「臍上悸>>於血」を目標に柴胡剤「補中益気湯」と「加味逍遙散」を処方したら、「加味逍遙散」で、頭痛も眩暈も便通も、劇的に改善しました。 鼻炎や喘息は冷え症のアトピー(冷えと汚染)です。 IgE値が高値やRAST陽性ならばアトピー性の鼻炎・喘息。汚染対策(悪いものを減らす)が必要です。 IgE値が低く、RAST陰性ならば冷え症の鼻炎・喘息です。「熱は大事」「免疫力の強い児は熱の出せる児」「青⇒赤」「解熱剤は減らす」などがポイントです。「柴胡剤」や「補剤」が有効です。 便秘にも「腸内腐敗」と「冷え症」と「アレルギー性」があります。 腸内腐敗には善玉菌、冷え症には補剤、アレルギー性にはインタールが有効です。 水を飲むと便通がよくなるとは限りません。温かい腸は、冷たい水を飲むと、冷えて下痢しますが、冷えて動かない腸は、冷たい水を飲むと、よけいに冷えて便秘します。 冬悪化する乾燥肌は、冷え症のアトピーです。空気の乾燥は関係ありません。水を塗っても治りません。 冷えて血の巡りが悪くなって(循環不全で)皮脂(自分のアブラ)の分泌が悪くなって、結果として乾燥します。乾燥は原因ではなく結果です。加湿(過失)は無効です。 血の巡りをよくする油脂が「保湿」です。昔の爺医者はビタミンE(ユベラ)、今どきの若手医師はヘパリノイド(ヒルドイド、ビーソフテン)です。 え?、冷え症なんて医学的ではないって? 冷え症は、医学的には「自律神経失調症」です。 喘息も、原因からいえばアレルギー疾患ですが、アレルゲン⇒副交感神経の緊張⇒気管支の緊張、途中経過からいえば、「自律神経疾患」です。 ホクナリンテープもメプチン吸入も自律神経薬(交感神経刺激剤:β刺激剤)です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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