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毒多ぁ亀山の小児科日誌

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2016年11月22日
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カテゴリ:食物アレルギー
「書類書いてください」
「必要ありません」
「園で!食物除去が必要!!だって」
「必要ありません」
「書類書いてください・・・」
「家で何も気をつけていないのに不要です」
「卵・牛乳・小麦・大豆・魚・除去って書いてください」
「・・・」
 先月、喘息が心配で亀クリを受診した1才3ヵ月の女の子。父AD・喘息、母AD、母実家に茶猫1名。
 1才2ヵ月:IgE:53、ミルク3(8.97)、卵白3(7.69)、小麦2(0.72)、大豆1(0.40)、猫0.19、ダニ・HD<0.10、RSV(-)、インフルエンザ抗原(-)、鼻汁培養:PSSP(1+)
 肺炎球菌性気管支炎+食物アレルギーの結果に母はびっくり。保育園の保婆が火病ってしまい「除去食が必要!!」とのことです。今更。
 食物アレルゲンの時期は、妊娠中~生後2才くらいまでです。
 たいていは、乳児期に、除去食+インタールしていたものが、徐々に緩める時期に入っています。
 もともと、除去食は症状が全てです、数値は関係ありません。母が「うちの児はこれを食べるとこれだけ症状が出るので除去お願いします」園が「園ではこれだけで来ます」折り合いをつけるものです。
 その時に、「書類(生活管理指導表)が必要」、とか「血液検査が必要」、とか言われれば、協力することは可能です。
 数値が陽性だからといって、今まで何も気にせずに食べていたのに、いきなり「除去食」なんてことはありません。
 もちろん、数値がぐんぐん上昇すると、今まで大丈夫だったもので、ある日突然症状が出る、ということはあります。恐い恐い。
 除去食or選択食+インタールの説明をする隙もない保育園婆の除去食思い込みバリアは強力でした。恐い恐い。





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最終更新日  2016年12月23日 22時11分56秒
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