|
カテゴリ:嘔吐・下痢・感染性胃腸炎
「朝から吐き気が強いので受診しろって」
「園でなにか流行ってますか?」 「胃腸カゼが流行っています」 「検査して来いって言われましたか?」 「特に言われてません」 「ハナノド赤いですね」 「胃腸カゼじゃないんですか?」 「溶連菌迅速(+)です」 生後から乳児湿疹があり、生後4ヵ月から時々受診する5才の男の子。アレルギー検査は希望されず。母AD。 朝から嘔気・嘔吐があったため、園から「胃腸カゼ」と言われて、亀クリを受診しました。37.7℃。 鼻粘膜の腫脹充血と咽頭扁桃の発赤腫大を認め、腹部所見はわずか(腸雑音の軽度亢進のみ)だったため、母に「胃腸カゼというより」「ハナノド真っ赤で」「刺激で吐いた可能性が強い」として、溶連菌検査を行ったら、陽性でした。 5才7ヵ月:溶連菌迅速(+) 先月から「胃腸カゼ」がたくさん来ますが、20人ほど検査したら、半数が溶連菌迅速(+)、ロタウィルス2名、ノロウィルス1名、病原性大腸菌(O-6)1名、でした。 溶連菌感染の場合は、上気道所見≧腹部所見、嘔気・嘔吐>下痢、です。 ウィルス性胃腸炎の場合は、半日くらい吐いたあと数日下痢します。嘔吐≦下痢、便にも異常所見あり、下腹部症状が強いのが特徴です。 たいていの医院は、検査しません。 検査の大好きな毒多ぁでも、ノロは検査しません。ノロは3才~64歳は保険適応じゃないからね。自費です。 亀クリでは2200円ぼったくります。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年01月12日 00時31分38秒
コメント(0) | コメントを書く
[嘔吐・下痢・感染性胃腸炎] カテゴリの最新記事
|