「卵のほかにトマトとキウイも除去にしてください」
「花粉症強いですからね」
「血液検査は?」
「杉(+4)キウイ(+2)トマト0.23です」
小学校1年生の時に「卵・マヨ・で口が痒くなる」と受診したことのある11才の女の子。母海老×
6才10ヵ月:IgE:598、ダニ5(88.9)、HD5(87.6)、杉3(11.8)、犬2(3.26)、卵白2(2.76)、卵黄2(1.00)、カモガヤ1(0.44)、シラカンバ1(0.44)、猫1(0.43)、エビ・ブタクサ<0.34、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)
8才0ヵ月:IgE:1377、ダニ6(211.0)、HD6(175.0)、杉4(29.5)、ヒノキ4(25.8)、犬3(3.69)、卵白2(2.35)、桃2(0.98)、卵黄2(0.95)、猫2(0.84)、カモガヤ2(0.83)、シラカンバ2(0.70)、オボムコイド<0.10、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)
毎年、卵除去の生活管理指導表を作成しておりましたが、今年は、卵除去に、トマトとキウイも追加してほしいとのことです。
11才3ヵ月:IgE:733、ダニ5(60.4)、HD5(50.5)、杉4(18.7)、ヒノキ3(15.1)、蛾3(5.71)、犬3(5.17)、キウイ2(0.85)、卵白1(0.56)、イネ科1(0.36)、トマト0.23、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)
花粉と果物は交差性があります。昔、果物が身体に良いと信じられていた時代は、離乳食を果汁で始めておりましたが、最近は、良くないことが分かりましたので(花粉食物アレルギー症候群)、花粉症の家系の乳児に積極的に果汁を与えることは「将来花粉症にな~れ」というのと同じです。恐い恐い。
花粉・食物アレルギー症候群