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毒多ぁ亀山の小児科日誌

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2017年02月19日
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カテゴリ:心・ストレス
「今朝から熱が」
「インフル検査するから待っててね」
「けけけ痙攣が」
「これは過換気ですね」
「なんとかしてください」
「紙袋でゆっくり呼吸してね」
 生後1ヵ月からAD・鼻炎・喘息で時々受診する6才の女の子。母AD。
 生後11ヵ月:IgE:18、ダニ3(6.86)、ダニ・HD・黄色ブドウ球菌・豚肉・ミルク・小麦・ジャガイモ・大豆・胡麻・バナナ≦0.34
 今朝から38.7℃あるので亀クリを受診しましたが。鼓膜発赤と鼻粘膜の腫脹充血を認めましたので、検査したら、インフルエンザ抗原(-)溶連菌迅速(-)でした。
 検査結果10分待っていたら、児がはぁはぁはぁはぁ呼吸促迫し、手が震え始めましたので、母が悲鳴を。
 過換気でしたので、紙袋を用意して、呼吸をゆっくりにしていただきました。治まりました。中耳炎が痛かったんだね。恐い恐い。
 6才3ヵ月:IgE:233、ダニ5(65.1)、HD5(51.3)、杉3(5.20)、猫2(1.79)、卵白0.28、犬0.24、オボムコイド・牛肉・シラカンバ・ブタクサ・蛾・エビ・イネ科・ミルク<0.10
 過換気症候群は、ハァハァ呼吸数が多いと(頻呼吸)肺から二酸化炭素が抜けすぎて→血液がアルカリ性に傾きます(呼吸性アルカローシス)。血液がアルカリ性になると、血液中の電離したカルシウム(Ca++)が減り、見かけ上の低カルシウムとなり、筋肉の痙攣が起きやすくなります(オバサンならヒステリー発作)。
 呼吸数を減らして(ゆっくりにして)呼気中に二酸化炭素が逃げないようにすれば、良くなります。また、呼気中の二酸化炭素をもう一度吸うようにすれば(ペーパーバッグ)良くなります。
 中耳炎がハァハァするほど痛かったんだね。恐い恐い。





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最終更新日  2017年03月26日 23時42分33秒
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