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カテゴリ:食物アレルギー
「蟹の検査してください」
「蟹ですか?」 「蟹で真っ赤になったんです」 「蟹と海老は同じ甲殻類で同じ数値に出ますが」 「じゃぁよく食べる海老で」 「卵白(+2)鱈(+2)です」 「鱈ですか~」 「ほかの魚も怪しいですね」 生後5ヵ月から顔に発赤疹↑、離乳食の卵で発赤あり、卵除去している11ヵ月の男の子。家族にアレルギーなし。 生後7ヵ月:IgE:?、卵白1.96、オボムコイド1.87、卵黄0.12、ミルク<0.10 生後10ヵ月からよだれ、2日前に蟹を食べて授乳したら3時間後に蕁麻疹、2日前から鼻汁あり、血液検査希望で亀クリを受診しました。37.0℃ 鼻汁と頬・顎・首の発赤を認めましたので検査。鼻汁培養:Moraxella catarrhalis(1+) 生後11ヵ月:IgE:10、卵白2(2.62)、鱈2(2.23)、豚肉・トマト・ミルク・小麦・エビ・ジャガイモ・大豆・胡麻<0.10、TARC937 卵よりも、魚が怪しいです。 豚・鶏・牛は全く見た目が違いますので、まったく違ったアレルゲンですが、魚は見た目が似ているので似たアレルゲンです(パルブアルブミン:Parvalbumin)。 ひとつ陽性に出れば、次々と陽性に出ます。 ただし、アクの強い魚は、より出やすいです。鯖のヒスタミン、鱈のトリメチルアミン。秋刀魚のノイリン。でもフグのテトロドトキシンよりはずっとずっと弱いです。恐い恐い。 次回、3ヵ月後には、魚全部と果物でも検査しようかしら。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年03月31日 23時51分33秒
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