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カテゴリ:気管支喘息
「喘息?って言われてます」
「2才過ぎて吸入で良くなれば喘息ですね」 「耳鼻科の薬で苦しくなります」 「ペリアクチン喘息ですね」 1ヵ月前から鼻汁・咳嗽・喘鳴のある2才10ヵ月の男の子。両親花粉症・茶猫1名。 近医で喘息?と言われオノンを処方されたら鼻汁がよく出るので、耳鼻科に行ったら(ペリアクチン)内服するたびに、呼吸が苦しくなったので、亀クリを受診しました。36.7℃、SpO2:97% 鼻粘膜の腫脹充血と胸部に喘鳴・陥没・ラ音を認めたので、メプチン+インタール吸入したら、喘鳴は消失しました。SpO2:97%→98% 2才10ヵ月:IgE:161、HD4(28.6)、ダニ4(28.4)、杉3(8.85)、卵白0.34、猫0.18、イネ科・カビ・黄色ブドウ球菌・ミルク・小麦<0.10、イムノカードマイコプラズマ抗体(+) 喘息の説明するとともに、喘息発作には、ペリアクチンは禁忌であることを説明しました。 ペリアクチンは、ピタっと止めるので、爆睡します(抗セロトニン作用)。ピタッと止めるので、ハナとタンが詰まります(抗ヒスタミン作用)。 喘息発作にはペリアクチン使用禁忌ですが、隠れていた軽い喘息がペリアクチンで重くなることも、よくあります。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年04月30日 23時29分31秒
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