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カテゴリ:溶連菌
「38℃の熱が4日間あるんです」
「先週溶連菌(+)でしたよね」 「CFPN-PI効かないんです」 「溶連菌迅速(+)です」 「どうしたら?」 「CFPN-PI⇒AMCPに変えます」 生後1ヵ月半から頬部発赤ガサガサジクジク、3ヵ月頃耳切れジクジクが強酸性水+NSAIDsで良くなった6才の女の子。母花粉症 1才0ヵ月:IgE:51、卵白3(8.58)、ミルク・小麦・胡麻・ピーナッツ・インゲン・ジャガイモ・タラ・カレイ・ダニ≦0.34 1才6ヵ月:IgE:213、オボムコイド5(51.6)、卵白4(47.9)、ジャガイモ4(24.9)、卵黄3(5.61)、ミルク2(2.49)、豚肉1(0.55)、HD1(0.44)、小麦・米・大豆・サバ≦0.34 3才7ヵ月:IgE:631、ダニ6(139.0)、HD6(129.0)、卵白4(33.7)、オボムコイド4(26.9)、ミルク4(21.7)、ジャガイモ3(17.2)、チーズ3(17.1)、卵黄3(5.67)、豚肉3(3.89)、小麦1(0.40) 6才6ヵ月:IgE:3094、ダニ6(663.0)、HD6(641.0)、チーズ5(69.1)、ジャガイモ5(67.4)、ミルク5(56.5)、卵白3(16.7)、オボムコイド3(16.4)、牛肉3(9.60)、マラセチア3(8.10)、卵黄2(3.36)、小麦0.25、カビ0.17、黄色ブドウ球菌0.15、TARC1445 1週間前に38℃あって受診しましたが、鼻粘膜の腫脹充血と咽頭扁桃の発赤腫大を認めましたので、検査したら、溶連菌迅速(+)でしたので、抗生剤CFPN-PIを処方しましたが、症状が改善しません。 本日も38℃、溶連菌迅速(+)でした。CFPN-PI内服を→AMPC内服に変更しました。 ここ1年間で、CFPN-PI内服で溶連菌が消失しない児が60人以上居りました。 たいていはAMPC内服で良くなりますが、症状がこじれる児、長引く児は、アレルギーが強いか、冷え症かどちらかです。 アレルギー体質の児は、溶連菌のスーパー抗原(streptococcal exotoxin)に反応します。冷え症の児は、熱を出して殺す力がありません。恐い恐い。 アレルギー体質に関しては、初診時にインタール内服を断られたのが、残念。 冷え症に関しては、黄耆建中湯や補中益気湯の温める漢方を処方するチャンスを狙ってます。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年07月15日 00時35分06秒
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