「1ヵ月から蕁麻疹が治りません」
「ノドハナ赤いですね」
「2軒掛かってアレロック内服してます」
「これは紅斑と紫斑ですね」
「蕁麻疹じゃないんですか?」
「溶連菌(+)紫斑病なので紹介状書きます」
1才3ヵ月の時に、蕁麻疹で受診したことのある3才の男の子。熱性痙攣で入院既往あり。母花粉症。
1才3ヵ月:溶連菌迅速(-)。鼻粘膜の腫脹と咽頭扁桃の発赤を認めましたので、「熱性痙攣は脳みそ1コ蕁麻疹状態」「冷えのぼせのアレルギー体質」「冷え&or汚染対策を」提案しましたが断わられました。
2才0ヵ月:溶連菌迅速(-)、鼻汁培養:H.influenzae(1+)、Moraxella catarrhalis(1+)
蕁麻疹で鼻粘膜の腫脹充血と咽頭扁桃の発赤腫大を認めましたので、IgE検査を勧めましたが、断わられました。児の体質には興味がないようです。
2才9ヵ月:日光過敏性皮膚炎。IgE検査は断わられました。
3才1ヵ月:溶連菌迅速(+)。
1ヵ月前から全身蕁麻疹を繰り返しておりますが、アレロック内服しても良くならないので病院に行ったら、アレロック追加されて説明がないので、亀クリ受診しました。36.3℃
四肢体部に紫斑を認め、鼻粘膜の腫脹充血および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、溶連菌迅速(+)でしたので、すぐに紹介状書きました。
入院時の病名は「IgA血管炎」でした。
2才までに体質改善!。無理でした。恐い恐い。
蕁麻疹というより紅斑~紫斑