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カテゴリ:溶連菌
「顔が真っ赤なんです」
「ハナノド赤いですね」 「なんなんでしょう?」 「溶連菌迅速(+)です」 「早く良くしてください」 「点滴します」 「ネットで黄連解毒湯が効くって」 「子宮がドロドロなので桃核承気湯の方が良いです」 生後1ヵ月からAD全身発赤ガサガサにステロイド塗布(ベトネベート→アンテベート→プロパデルム)していた女の子。母AD既往 2才7ヵ月:IgE:?、ダニ3、HD3、犬2、卵白1、オボムコイド1、牛乳・小麦・大豆・エビ・アジ・サケ・イクラ0 ステロイド無効。どうしようもなくなり、3才から亀クリに来ました。 3才4ヵ月:IgE:754、ダニ5(70.9)、HD5(67.3)、犬3(16.8)、カビ2(2.33)、卵白2(2.27)、米2(1.64)、胡麻2(1.35)、大豆2(1.04)、トマト2(1.04)、ピーナッツ2(1.02)、苺2(0.86)、ソバ2(0.83)、ミルク2(0.77)、バナナ1(0.67)、小麦1(0.65)、ジャガイモ1(0.65)、杉1(0.57)、タケノコ1(0.42)、猫1(0.36)、サバ・ビール酵母・エビ・イカ・黄色ブドウ球菌≦0.34、TARC:12433 ~除去食+インタール+強酸性水消毒で、徐々に脱ステ 9才4ヵ月:IgE:701、ダニ5(59.8)、杉4(22.7)、カビ2(2.12)、卵白2(1.42)、トマト2(1.24)、ミルク2(0.98)、大豆0.19、苺0.16、オレンジ0.16、ハムスター上皮・イクラ<0.10、TARC556、イムノカードマイコプラズマ抗体(+) エピナスチン+NsAIDsで何とかなっておりましたが・・・ 先月から、急激に、顔が真っ赤になり、軟膏も内服も無効なので、受診。 鼻粘膜の腫脹充血と咽頭扁桃の発赤腫大を認めましたので、検査したら、溶連菌迅速(+)でした。 12才2ヵ月:IgE:3047、ダニ6(263.0)、杉5(54.8)、マラセチア4(33.8)、ピティロスポリウム3(5.90)、カビ2(3.49)、蛾2(0.88)、小麦2(0.80)、バナナ1(0.58)、ソバ0.29、苺0.24、グルテン0.18、マグロ0.16、鶏肉0.23、黄色ブドウ球菌0.16、ハムスター上皮0.14、カカオ0.11、TARC:6151、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、溶連菌迅速(+)、CRP<0.05、WBC11200(Seg47.0、Eos24.0、Lym23.0、Mono4.0、Stab2.0) 一気に重症化しましたので、タチオン+デカドロン+CTX+シーパラ点滴しました。~AMPC内服 以前から便秘で赤ら顔なので、桃核承気湯をお勧めしておりましたが、ネットで「黄連解毒湯」を見たので試したいとか、言ってます。 桃核承気湯は女の子漢方で、黄連解毒湯はオヤジ漢方です。もちろん効きませんので桃核承気湯に戻していただきました。 それにしても溶連菌で一気にIgE:701→3047。恐い恐い。 AD+溶連菌感染 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年01月12日 02時51分44秒
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