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カテゴリ:花粉症
「鼻閉がひどいんです」
「あと3年間医療費無料のうちに決着をつけましょう」 「え?なにか治療があるんですか?」 「血液検査と症状で作戦を立てます」 「作戦?」 「とりあえず杉花粉舌下でしょうね」 「お尻のリンデロン軟膏が効かなくなってきました」 「お尻真っ赤。かびっぽいですね」 「もっと塗ったほうがいいでしょうか?」 「替えるか?検査するか?消毒するか?」 「検査して替えてください」 7才から、鼻炎がひどく、耳鼻科に通っている12才の女の子。父杉ヒノキ花粉症。 7才8ヵ月:IgE?、ダニ≧100、HD97.9、スギ81.5、動物上皮39.2、カモガヤ0.48、ブタクサ0.24 9才3ヵ月:IgE?、ヒノキ19.80、イネ科0.62、カナムグラ0.49、ブタクサ0.32、ヨモギ0.28 耳鼻科を転々としても、全く良くならないので、相談に来ました。 鼻粘膜の腫脹充血と咽頭扁桃の発赤腫大を認めました。36.6℃ 耳鼻科は「外科系なので」、内科的治療を提案しました。 さらに、今春2月から臀部が真っ赤になり、リンデロン軟膏を塗っているが、良くならず、効かなくなってきたとの訴えでしたので、皮膚科は「外科系なので」、内科的治療を提案しました。 12才5ヵ月:IgE:885、杉6(234.0)、ダニ5(85.3)、HD5(50.8)、犬3(9.11)、猫3(7.69)、マラセチア2(1.90)、イネ科1(0.59)、カビ0.29、蛾0.10黄色ブドウ球菌<0.10、TARC266、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、CRP0.44、WBC4210(Baso0.2、Eos1.4、Lym48.2、Mono6.4、Neut43.8) おそらく、杉花粉+マイコ+ステロイド皮膚症? 重症スギ花粉症には、シダキュア(スギ舌下錠)開始としました+AZM+フェキソフェナジン。 臀部の発赤ガサガサ=AD+皮膚感染症には、強酸性水消毒+軟膏変更→NSAIDsで希釈としました。 ステロイド軟膏storngは、リンデロン、リドメックス、メサデルムを比較したらメサデルムが◎。NSAIDsはスルプロチン、デルマクリン、スタデルムを比較したらスルプロチンが◎。でしたので、メサデルム20+スルプロチン20→15+35→メサデルム10+スルプロチン40に希釈中です。 脱ステを「目標」にするのは困難です。「結果」ならば、笑い話です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年11月27日 00時59分32秒
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