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毒多ぁ亀山の小児科日誌

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2018年10月13日
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カテゴリ:花粉症
「鼻閉がひどいんです」

「あと3年間医療費無料のうちに決着をつけましょう」

「え?なにか治療があるんですか?」

「血液検査と症状で作戦を立てます」

「作戦?」

「とりあえず杉花粉舌下でしょうね」

「お尻のリンデロン軟膏が効かなくなってきました」

「お尻真っ赤。かびっぽいですね」

「もっと塗ったほうがいいでしょうか?」

「替えるか?検査するか?消毒するか?」

「検査して替えてください」

 7才から、鼻炎がひどく、耳鼻科に通っている12才の女の子。父杉ヒノキ花粉症。

 78ヵ月:IgE?、ダニ100HD97.9、スギ81.5、動物上皮39.2、カモガヤ0.48、ブタクサ0.24

 93ヵ月:IgE?、ヒノキ19.80、イネ科0.62、カナムグラ0.49、ブタクサ0.32、ヨモギ0.28

 耳鼻科を転々としても、全く良くならないので、相談に来ました。

 鼻粘膜の腫脹充血と咽頭扁桃の発赤腫大を認めました。36.6

 耳鼻科は「外科系なので」、内科的治療を提案しました。

 さらに、今春2月から臀部が真っ赤になり、リンデロン軟膏を塗っているが、良くならず、効かなくなってきたとの訴えでしたので、皮膚科は「外科系なので」、内科的治療を提案しました。

 125ヵ月:IgE:885、杉6(234.0)、ダニ5(85.3)HD5(50.8)、犬3(9.11)、猫3(7.69)、マラセチア2(1.90)、イネ科1(0.59)、カビ0.29、蛾0.10黄色ブドウ球菌<0.10TARC266、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)CRP0.44WBC4210(Baso0.2Eos1.4Lym48.2Mono6.4Neut43.8)

 おそらく、杉花粉+マイコ+ステロイド皮膚症?

 重症スギ花粉症には、シダキュア(スギ舌下錠)開始としました+AZM+フェキソフェナジン。

 臀部の発赤ガサガサ=AD+皮膚感染症には、強酸性水消毒+軟膏変更→NSAIDsで希釈としました。

 ステロイド軟膏storngは、リンデロン、リドメックス、メサデルムを比較したらメサデルムが◎。NSAIDsはスルプロチン、デルマクリン、スタデルムを比較したらスルプロチンが◎。でしたので、メサデルム20+スルプロチン2015+35→メサデルム10+スルプロチン40に希釈中です。

 脱ステを「目標」にするのは困難です。「結果」ならば、笑い話です。恐い恐い。






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最終更新日  2018年11月27日 00時59分32秒
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