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カテゴリ:皮膚感染症・殺菌・消毒
「検査してください」 「どうされました?」 「5年前から秋に顔ガサガサハナぐずぐずが」 「溶連菌迅速(+)です」 5年前から秋になると鼻汁・鼻閉、肘・顔のガサガサ掻痒のある35才の接客業の男性。12才喘息・中耳炎既往。3日前から鼻汁・鼻閉し、検査希望で亀クリを受診しました。37.2℃。鼻粘膜の腫脹充血を認めましたので、検査しました。 35才8ヵ月:溶連菌迅速(+)。 35才8ヵ月:IgE:20、ダニ2(2.47)、カビ1(0.38)、杉・イネ科・ブタクサ・蛾・黄色ブドウ球菌<0.10、TARC540、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、CRP<0.05、WBC7160(Baso0.4、Eos8.7、Lym22.3、Mono5.4、Neut63.2) 溶連菌+マイコ皮膚炎と思われましたが、CFPN-PI→AZM+アレロック内服+キンダベートorリドメックス塗布で良くなりました。 しかし、1ヵ月後、今度は発赤→ガサガサで再燃。 35才9ヵ月:IgE:22、HD2(2.07)、カビ1(0.40)、アルテルナリア1(0.38)、クラドスポリウム・ヘルミントスポリウム・ペニシリウム・アスペルギルス・カンジダ・ビール酵母・マラセチア・ピティロスポリウム・トリコフィトン・黄色ブドウ球菌・<0.10、TARC1383、イムノカードマイコプラズマ抗体(-)、CRP<0.05、WBC5450(Baso0.4、Eos11.6、Lym31.4、Mono5.0、Neut51.6)、溶連菌迅速(-) 毎秋の本命はカビでしたので、強酸性水消毒+アデスタンcr+イトラコナゾール内服開始としました。秋カビ恐い恐い。
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最終更新日
2018年12月24日 00時46分12秒
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