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カテゴリ:インフルエンザ
「38.3℃あるんです」 「ハナノド真っ赤ですね」 「うわごと言うんです」 「A(+)です」 「脳症は否定できませんので、ゾフルーザ(新薬)使います」 「新薬なんて大丈夫なんでしょうか?」 「今まででの薬は拡がるのを抑えるだけですが新薬は直接ウィルスのRNAを攻撃します」 「新薬ください」 「内服が1時間くらいで効いてきますのでインフルエンザが100倍に増えるのと競争です」 生後3ヵ月からADにパルデス塗布。1才半から除去食+インタールしている7才の女の子。母花粉症。 6才0ヵ月:IgE:550、ダニ6(242.0)、HD6(213.0)、スギ3(4.20)、卵白2(1.75)、卵黄1(0.59)、オボムコイド1(0.43)、バナナ1(0.54)、ピーナッツ0.33、小麦0.25、大豆<0.10、TARC<100 7才0ヵ月:土曜日の12時受診38.3℃、SpO2:100%。前夜からの熱38℃と不穏軽度もうろう状態あり。母の妹熱性痙攣・甥も熱性痙攣既往あり。鼻粘膜腫脹充血(右>左)>咽頭発赤(+)、項部硬直(-)痙攣(-)。 ゾフルーザの薬効に期待して一時帰宅。 ~14時 「TELLL熱が40℃ぼーっとして受け答えが弱まってます」 「入院のつもりできてください」 14:20、再来。譫妄朦朧状態と妄言は12時より改善していたが、念のために日赤入院経過観察とした。無事回復した。 昨年までの抗ウィルス薬は、インフルエンザウィルスが細胞内で8時間毎に100倍→16時間で1万倍→24時間で1万倍に増るのを邪魔するだけです(オセルタミビル)ので、昨年までなら、脳症だったかもしれないです。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年06月30日 23時15分58秒
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