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大学1年生の時
姉の本棚にあった、河合隼雄の箱庭療法の本をなにげなく手にとって 衝撃を受けてしまった(月並みな言い方だけど本当にびっくりした) その時私が思ったのは 「人の悩みに真剣に取り組んでいる人がいる。それが学問としてある」と言う事だった 尊敬する河合先生の本とは そういう出会いだった そしてもう一つ 村上春樹の本 最初に読んだ「羊たちの冒険」はぜんぜん解らなかった (私には解らない本がたくさんあるけど) 短編集はちょっこっと読んではいたけど 「ノルウェーの森」を読み終わった時は なんて自分の気持ちに誠実に向き合える人なんだろう と主人公に感動し 読後 私の心のどこかが確かに変化した (もっと早く読んでいたら 人生が変わっていたかもしれない とも思う) 『村上春樹 河合隼雄に会いに行く』 この本はもう十数年前のものだけど 最近「ねじまき鳥」を読んだ私には 衝撃を与えた二人の対談がとっても興味深く 「わっかっている」二人がただただ すごいな と感心してしまう 今 河合先生が生きておられたら 「1Q84」について何を語られるんだろう 本に限らず 音楽でも わからないことの多い私は 「わかるようになりたい」と思う **民主党の「仕分け」でばっさり切られた 小中学校で配っていた「心のノート」は 河合先生が心を砕いて作られたすばらしい教科書です 「心のきれいなひとになろう」という呼びかけから その本をめくってみているだけで ずいぶん気持ちが落ち着く感じがします 本当に中身をちゃんと読んだのか 手に取ったのか 聞いてみたいです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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