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350kmの運転を先ほど終えてGaithersburgに到着。
今週は月曜から土曜まで NIST (National Institute of Standards and Technologies)にある 中性子散乱センター主催のサマースクールに参加でごわす。 Washington D.C.から30kmくらい離れたところなのかな。 家からは3,4時間運転して着く距離。 自分の研究はX線散乱が主な実験道具なんだけど 道具の引き出しを広げるために中性子散乱も学んでおくか ということで(ついでに全部無料)やってきた。 実は最初は応募したんだけど断られたんだよね。 でも誰かさんがキャンセルしたらくし空きができたんで 俺に参加のお誘いの声がかかったという次第。 ありがたや。 宿代も交通費も払ってもらって飯代といって けっこうなお金もくれるからウハウハの旅だぜぃ。 納税者のみなさんのおかげで、贅沢させてもらってます (NISTは国の研究機関)。 うまいことここの研究者と仲良くなって 将来の職探しを有利に進めようと思案中。 まあそんなこと置いておいても 散乱の実験には異常なほど熱中する自分だから すごい楽しみなんだけどね。 原子炉使って中性子ビームを作ってそれで実験とか熱すぎ。 ちなみにサマースクールの後は Georgetown Universityで開かれる(NIST主催)中性子散乱に関する学会に参加。 これも宿泊費と登録料は向こうさんもちという ありがたい話。 この実験は面白いし、いろんなことできるんだけど けっこう難しいから実験者にあまり人気ないんだよね。 NISTがプロモーションのために必死な感じがでまくってる。 こういう時、物理やっておいてよかったな~と感じる。 どんな実験テクニックも結局は物理わかればできるから 壁を感じないし、 逆に物理わからないと実験の幅が狭まる気がする。 少なくとも新しい分野に行って基礎から学ぼうとすると たいてい数学がからんできてつまづく人が多いかも。 生物・生化学の人たちってどうやって散乱の実験を理解するのだろうか。 未だに謎である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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