僕は、現在美容師免許と医師免許を持っています。で、今美容外科を生業としています。でも、少なくとも高校2年までは、野球を仕事にしたいと思っていました。理想はプロ野球選手です。まちがいなく、小学生の時はなりたい職業は、プロ野球選手でした。僕は今、野球はおろか、何の運動もしていませんが、野球をしていて良かったとも思っています。今や時の人となった裕ちゃん(斉藤裕樹君)の甲子園での活躍を最初にテレビで見た時、なんとなく好感を覚え、例のハンカチに関してもほほえましい感じを受けました。それは、僕が古典的な野球をしてきたせいなのですが、試合中にハンカチで汗を拭うピッチャーや野手を僕は知りません。
話がそれてしまいましたが、僕はこう考えています。野球はキャッチボールに始まりキャッチボールに終わる。そして、美容外科はふたえに始まりふたえに終わる。野球は、ハイレベルになれば、様々な技術が必要になります。美容外科もある意味同じです。高度な手術は限りがありません。しかし、僕のような個人クリニックでも、やはりふたえの手術患者さんは他の手術より多いのです。しかもどこでもできそうな手術でありながら、意外とその手術後に満足できない患者さんが多いのです。美容外科は、自由診療ですから、一度手術を受けたクリニックに再度行かなくてもいいわけで、気に入らなかったら、他のクリニックに行ってもいいのです。というか、そういう患者さんの方が多いのではないかと思うほどです。
今日、僕のクリニックでは、二人の患者さんに対してふたえの手術をしましたが、二人とも他のクリニックでのふたえの修正でした。今日の患者さんは、二人ともそれほどひどい結果とは思いませんでしたが、本人の要求に僕が応えられるのであれば、僕は再手術することにしています。それが、自由診療の良さでもあるからです。もちろん、僕が手がけたふたえの手術が、どこか他のクリニックで修正されていることも十分考えられるのです。なるべくそういうことのないように、キャッチボールのように、ふたえで始まりふたえで終わる、ということを忘れずに、スバラシイふたえの手術ができるようにしたいものです。