最近は男性も美容外科やエステサロンを訪れるようになりました。僕のクリニックでは、開院当初から、頭髪や体毛の治療をしていますので、男性の患者さんもそれなりにいます。しかし、純粋な美容の手術となると、それほど多くはありませんでした。しかし、ここ2~3年で男性の美容手術やダイエット治療は増えたような気がします。
今日も20代の男性が、目頭切開と二重切開法と隆鼻(アクアミド注入)を受けました。目の周囲は、僕の専門分野ですので、今日の手術は無難に終了しました。手術直後でもそのすばらしい変わりようは、手術を行なった僕でさえ、ウットリしたほどです。男性も変われれるし変わってもいいと思います。特に目の周囲は、手軽な手術でかなりお顔全体の印象が変われます。今日のような手術がたくさんあるとこちらもヤリガイがあるし、患者さんの満足度も高いのだと思います。しかし、僕のクリニックでもそうですが、相当有名になるか多大の宣伝をしない限り、自分のやりたい、また得意としている手術や施術だけをすればいいという状況にはなりません。そうした意味では、僕のクリニックのようなレベルでは、好むと好まざるにかかわらず、多くのメニューを用意せざるを得ないのです。
時々(かつては頻繁に)思います。もっと僕に力があったら楽なのにと。その力とは、美容外科医としての技術力と経営者としての経済力です。でも、もう色々なことに慣れてきてしまい、かつてのように思うことも少なくなりました。僕自身、大人になったのか、エイジングしたのか、まあ、そんなところなのでしょうね。