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美容外科医日記

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2007.07.17
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カテゴリ:美容外科医日記
僕は美容外科を開業して色々なことがわかりました。特に患者さんを通して、学ぶことが大きいのが実情です。やはり、美容外科と言えども人対人ということには、変わりがないようです。
もちろん患者さん一人一人が、みんなそれぞれの個性をもっていますので、そう簡単ではないのですが、僕が日ごろから感じている患者さんパターンがいくつかあります。
その1.クリニックの患者さん
この患者さんは、僕のクリニックが気に入っていて、何かとやってくる患者さんです。僕のクリニックにあるメニューは、値段によらず他のクリニックで受けることがほとんどありません。こうした患者さんは、友人や知人を一緒に連れてきてくれたりします。いわゆる口コミをしてくれます。
その2.僕の患者さん
僕の患者さんとは、僕の美容外科医としてのスキルや雰囲気を気に入っている(と思われる)患者さんです。僕は、医者として、あえて患者さんとは同じ立場に立たないようにしています(一般的に白衣は、立場の違いを明確にしているのでしょう)が、患者さんの方がどちらかというとフレンドリーな場合です。
こうした患者さんは、悪い意味じゃなくて施術費用を値切ったりすることもあります。普通の保険医療では、料金を値切るということはまずありませんから、自費医療ならではのことですが、それでもあまりないことです。ところが、僕の患者さんには、時々見受けられます。
その3.キャンペーン患者
美容外科というところは、おもしろいところで、広告やホームページなどで宣伝しないと患者さんが来てくれません。その時、他のクリニックより安くなければ新規の患者さんは増えません。だから、僕のクリニックも時々キャンペーンと称して、特別安い料金を提供したりしています。キャンペーン患者さんは、こうした折に僕のクリニックに来てくれる患者さんなのです。こうした患者さんは、もともと僕の患者さんでも、僕のクリニックの患者さんでもありませんから、いつとはなくいなくなってしまいます。ほんとうは、こうした患者さんを僕や僕のクリニックの患者さんにしてしまうことが重要なのでしょうが、美容外科の性質上、単発で来院する患者さんも結構います。というより、1度しか来ない患者さんの方が多いかもしれません。
その4.美容外科フリーク
こうした患者さんは、美容外科に何度もかかったことがあります。しかも、数ヶ所、場合によっては数十ヶ所のクリニックに行ったことがあります。ですから、有名どころも美容外科や美容外科医をよく知っています。また、最新の施術方法やその効果などに関してもかなりの知識を持っていることも多いのです。
僕のクリニックも雑誌やテレビの取材などで知って来たりします。僕にとっては、ある意味僕の専門分野を評価してもらったのですから、喜ばしいことなのですが、美容外科慣れしていて、しかも知識が豊富なだけに、気をつけないと痛いしっぺ返しがないとも限りません。正直言うと、こうした患者さんを僕はあまり好きではありません。
だから、僕は今では自然とこの患者さんは、どういう患者さんなのかをよく見極め対処するようになっています。そうした意味では、過去に美容室で働いていた経験は大きいのかもしれません。なぜなら、美容外科もサービス業と言えますから、患者さんを知ることはとても重要なのです。





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Last updated  2007.07.17 20:36:36
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